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「楽しむ」ことが大前提 名将から探る野球普及のヒント

2019年11月3日19時21分

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 小学生に野球の楽しさを体感してもらうイベント「甲子園キッズフェスタ」(日本高校野球連盟、朝日新聞社、毎日新聞社主催)が3日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれた。全国から集まった小1~4の児童121人に、星稜(石川)元監督の山下智茂さんや横浜元監督の渡辺元智さんら高校野球の指導者8人が手ほどきをした。

 子どもたちの野球離れが危惧されるなか、名将たちの指導ぶりから普及のヒントを探ってみた。

 印象的だったのは、山下さんの姿勢だ。数メートル離れた的にボールを当てる「ストラックアウト」。ボールがなかなか的に届かない女児に、山下さんは腰を落として大きな声で励ました。「もっと前でいいよ! 頑張れ!頑張れ!」。的に当たれば「おお、すごい!」とオーバーに喜んだ。

 小学校低学年の子どもに野球を教えるコツを尋ねると、即答した。「楽しんでもらうことが一番」。そして、続けた。「大人が目線を下げて、一緒に楽しまないとね」

 本塁付近で行われていたティーボール。2016年夏に作新学院(栃木)を全国優勝に導いた小針崇宏監督は、生徒の名前をあえて連呼していた。補助員の高校生にも積極的に声をかけて巻き込む。「チームというか、本当の兄弟のようになって、純粋に野球を楽しんでほしかった」

 そんな思いは、野球未経験の子どもにもしっかり届いていた。北九州市から参加した小学2年生の奥田凜さんは照れくさそうに振り返った。「昨日はドキドキして眠れなかったけど、お兄ちゃんたちが支えてくれたからうまくできた」

 外野の芝生の上では子どもたちがキャッチボールを楽しんでいた。それを見守るだけの指導者も。16年夏に全国準優勝した北海(北海道)の平川敦監督だ。「小学生に教えるのは、投げ方だけでいい。それも5、6年生からで十分。いまは楽しむことだけ」

 指導者たちに共通していたのは、技術指導をしなかったことだ。競技に関心をもってもらうため、「楽しむ」ことは大前提。加えて「教えすぎない」ことの大切さを強く感じた。(小俣勇貴)

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