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東京)神宮第二、最後の高校野球公式戦 感謝の式典

2019年11月4日03時00分

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 数々の名勝負や選手の活躍の舞台となった神宮第二球場(東京都新宿区)で3日、最後の高校野球の公式戦があった。来年は東京五輪・パラリンピック関連で使用され、その後に明治神宮外苑地区の再開発で解体されるためで、開催中の秋季都高校野球大会の準々決勝が最後の公式ゲームとなった。この日、都高校野球連盟が同球場への感謝を込めた式典を行った。

 大会は準決勝以降、神宮球場が会場となるため、通称「神二」はこの日で高校野球の役目を終えた。3日は第2試合の開始前に対戦する帝京と日大三の選手、監督、都高野連幹部がグラウンドに整列。堀内正会長は「聖地として利用させてもらった。いろいろな思い出が詰まっている。ありがとうございました」と球場と観客席の高校野球ファンに感謝の言葉を述べた。

 最後の試合は帝京―日大三。約5600の観客席は満員のファンで埋まり、両校の吹奏楽応援が花を添えるなど盛り上がった。試合も最後まで目が離せない接戦だった。

 帝京の前田三夫監督は試合後、「いいゲームだった。最後に本当にふさわしい試合になった」。日大三の小倉全由(まさよし)監督は「現役、監督として第二で数多くやらせてもらった。最後に試合でき、ついているなと思った」と振り返った。

 神宮第二は1961年に完成し、ふだんはゴルフ練習場として利用される一方、高校野球の公式戦でも長く使用されてきた。両翼91メートル、中堅116メートル。狭く長打が出やすく、数々のドラマが生まれた。

 高校野球の大会運営に携わる都高野連の関係者も特別な思いで「最後の週末」を迎えた。修徳の元部長で今春同校を退職した荒川文男さん(66)もその1人。2日に修徳と国士舘の準々決勝を観戦に来た。「最後に来られて良かった」

 2001年から5年間、夏の東・西東京大会で同球場の責任者である主任を担当。ナイター設備がなく、日没が近づくと手書きのスコアボードやボールが見にくくなり、冷や冷やした。一方で、グラウンドと客席の距離が近く、応援を力にできる球場だという。「この球場での思い出がある人はたくさんいるはず」

 現在の球場主任の山本憲明・都高野連常務理事(54)は運営に携わって20年目。印象深いのは15年春に早稲田実1年の清宮幸太郎選手(現日本ハム)が放った高校初本塁打だという。「最後だと思うと、やっぱりさみしいですね」

 都高野連の前審判委員長西尾由紀治さん(79)は、閉場を次の時代の幕開けにしてほしいと語る。大会で見たチーム、選手が、次の大会で礼儀を含め成長している姿を何度も見てきた。「第二球場がなくなるのは寂しいが、高校野球の良さは別の球場でも引き継いでいきたい」と話した。(小林直子、滝口信之、木村浩之)

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