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「粘り」なら負けない大阪桐蔭 2年ぶりの選抜へ前進

2019年10月28日07時01分

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 (27日、高校野球秋季近畿地区大会準々決勝 大阪桐蔭4―3明石商)

 この秋を無敗で勝ち上がってきた大阪桐蔭が、二回までに3点のリードを許した。「これまでになかった展開」と西谷浩一監督は振り返る。相手は今年の春夏の甲子園で4強入りした明石商。その原動力となった最速151キロの中森俊介(2年)がマウンドに立ちはだかった。

 大量得点は狙えない。ただ、西谷監督には自負がある。「相手もしぶといチームだけど、粘り強さは普段からうちも鍛えている」。監督は、円陣で選手の背中を押した。「やるべきことを明確に」と。

 三回、2死一、二塁。3番西野力矢(2年)は、2球続けて、外角に逃げていくスライダーをきっちり見逃した。3球目。西野はストライクをとりにくる直球に張っていた。踏み込み、逆方向へ。白球は観客でほぼ埋まった右翼席に消えた。西野の頭の中はシンプルだった。データ班からのアドバイスは、「低めの変化球を捨てる」。それに徹し、狙い球を絞りきった。

 会心の同点本塁打だったが、ダイヤモンドを巡る表情は険しい。「まだ勝ち越したわけじゃない。次のことを考えていました」と西野は言う。

 五回を終え、西谷監督は再び円陣で念押しした。「ボクシングで言えば、アッパーではなくてボディー。粘っこく粘っこくいこう」。六回1死一塁、5番船曳烈士(2年)が一度もボール球を振ることなく四球を選び、好機を広げる。2死二、三塁とし、暴投で勝ち越し。そのまま逃げ切り、4強入りを果たした。

 来春の第92回選抜高校野球大会に近畿地区から選ばれる一般枠は6。2年ぶりの選抜出場を目指す大阪桐蔭にとって、大きなアピールとなる1勝だ。

 明石商の狭間善徳監督は、西野の一発をこう振り返った。「打ち損じるとすれば、変化の低い球をひっかけてくれたり、打ち上げてくれたりするところ」。そして、続けた。「向こうが一枚上だった。桐蔭を倒す力がなかったということです」。難敵も認める、しぶとさが光った勝ち方だった。(小俣勇貴)

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