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「智弁対決」、叫んでほえた 選抜へ意地のぶつかり合い

2019年10月26日23時39分

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 (26日、高校野球秋季近畿地区大会準々決勝 智弁学園17―13智弁和歌山)

 ほぼ同じデザインの伝統のユニホームをまとう者同士が、四球を選んでは叫び、三振をとるたびにほえた。26日の高校野球近畿地区大会準々決勝。公式戦では4度目となる智弁学園と智弁和歌山による「智弁対決」。来春の選抜出場がグッと近づく4強入りをかけた戦いは、意地のぶつかり合う展開になった。

 一塁側も三塁側も「アフリカンシンフォニー」の応援で始まった一回の攻撃。主導権を握ったのは、後攻の智弁学園だった。2死走者なしから6連打。試合前に小坂将商監督が「2死から点をとろう」と呼びかけた通りの展開に、走者は本塁を踏むたびに「よっしゃー!」とさけんだ。6点を先行し、流れをつかんだかに見えた。

 智弁学園の先発を任されたのは、1年生エースの西村王雅。この春の近畿地区大会の智弁和歌山戦でも登板し、勝利に貢献した左腕だが、「1番から9番までみんな打つ。簡単にアウトをとらせてくれない。1球1球が緊迫していた」。三回に3点を失うと、5点リードの六回には、2死走者なしから4失点。最大6点差を1点差にまで詰め寄られた。

 智弁和歌山の主将、細川凌平(2年)が振り返る。「相手の気迫も感じたけど、負けるわけにはいかない試合」。3季連続で甲子園を経験している1番打者は、ボールを一つ選ぶたびにほえた。後続もならうように、際どいボール球は見極め、甘い球を逃さなかった。チームで12四球を選び、11安打を重ねて智弁学園を追い上げた。

 終盤まで一進一退の攻防に。智弁学園は9―8と追い上げられた六回、5得点して14―8とリードを広げた。直後の七回に智弁和歌山が3得点して食いさがると、八回に再び3得点し、17―11に。九回は2点を返されながらも、17―13と4点差で逃げ切った。

 派手な競り合いになった「智弁対決」に、細川は「相手も燃えてくれるし、自分も一つ一つの勝負に熱くなれた」。ただ、両者の本音は一緒だ。智弁学園の小坂監督が言う。「相手どうこうではなく、今回は甲子園につながる試合なので」。19安打を放った「兄貴分」の智弁学園が一歩、選抜出場に前進した。(小俣勇貴)

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