
桐光学園―桐生第一 三回表、桐光学園・森田が先制となる中前適時打を放つ=2019年10月21日午後0時57分、上毛新聞敷島、岩本修弥撮影
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第72回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は21日、群馬県で準々決勝4試合があった。東海大相模(神奈川1位)は習志野(千葉1位)を12―6で破り、準決勝進出を決めた。桐光学園(神奈川2位)は桐生第一(群馬1位)に4―10で敗れた。準決勝2試合は26日に前橋市であり、東海大相模は健大高崎(群馬3位)と対戦する。
■つないで先制打「敗戦忘れない」 桐光・森田翔選手
「絶対先制点を取ってやる」。桐光学園の切り込み隊長、森田翔選手(2年)は心に誓って打席に立った。
前の打者、石倉大樹選手(同)が犠打を決め、両チーム初めて得点圏に走者の出た三回表2死二塁。2球目、90キロ台のチェンジアップにタイミングを狂わされたがうまく拾い、中前へ。二塁走者、内園光人選手(1年)の好走塁もあり、先制点が入った。「みんなでつないで取った」
森田選手は1年生の秋季大会はスタメン入り。だが、1日千回以上バットを振り込んでオーバートレーニングとなり、腰痛のため、夏の大会ではベンチから試合を見守った。「試合に出れず、夏は準決勝で敗れた。悔しい思いを二度としたくない」
この日、チームは低めのボール球に手が出てしまい、敗戦した。「この敗戦を忘れない。反省を生かす」と来夏を見据えた。(岩本修弥)