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奥川が抜けた星稜 4番の新主将にひときわ存在感

2019年10月20日18時13分

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 高校野球の秋季北信越地区大会は20日、石川県立野球場で準決勝があり、星稜(石川1位)が佐久長聖(長野2位)に10―3(七回コールド)で大勝。来春の選抜大会出場を有力にしたチームでひときわ存在感を放つのが、4番で主将の内山壮真捕手(2年)だ。

 11安打で10得点。打ち勝った星稜の攻撃のなかで、気になるシーンがあった。

 2点リードの五回、無死二塁で内山の放った打球が左前で跳ねた。一、三塁と好機を広げた後、内山は一塁上で首をかしげた。なぜ、納得のいかない表情を浮かべたのか。

 「(走者が)かえらないといけない場面だったので。自分としてはダメだなと」。この場面、外野手は長打を警戒してやや深く守っていた。さらに、前日の雨で芝が水を含んで打球の勢いが弱まる分、走者は次の塁へ進みやすい。無死なので無理はしなくてもいいが、二塁走者が一気に生還できるはずだった。

 ただ、内山は走者を責めず、主将としての自分自身を省みた。「東海大相模の走塁のように、練習で『次の塁、次の塁』と言ってきたのに、まだ走塁への意識が足りない。もっと強く厳しく伝えてくればよかった」

 この日、自身は体現していた。一回に二盗を決め、五回には相手捕手がはじいた隙を見逃さずに、進塁(記録は暴投)。いずれも追加点につなげた。

 1年夏から遊撃手として中軸を打ち、3季連続甲子園に出場。今夏は準々決勝の仙台育英(宮城)戦で2本のアーチをかけた。エースの奥川恭伸(3年)らが抜けた新チームでは主将になり、ポジションも扇の要に変わった。下級生のころは攻守の能力の高さが目立っていたが、視野の広さや統率力も磨かれつつある。

 来春の選抜大会の北信越の出場枠は2。5季連続の甲子園に大きく前進したが、内山は表情を緩めない。「ほっとした部分もあるけど、次の試合もあるので」。強豪校の主将としての自覚が芽生え、重圧も感じながら秋を戦っている。(小俣勇貴)

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