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祖父はあの名将、智弁和歌山・高嶋がデビュー戦→幻に

2019年10月19日17時12分

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 エラーにヒット、打点、最後はノーゲーム――。監督として甲子園通算68勝を誇る高嶋仁さん(73)を祖父に持つ智弁和歌山・高嶋奨哉(しょうや)(1年)が19日、盛りだくさんの「スタメンデビュー」を飾った。

 高校野球の秋季近畿大会の開幕試合。初芝立命館(大阪)との1回戦で、奨哉は9番三塁手に起用された。「練習試合でも(経験が)無い」という先発出場は昨夜、細川凌平主将(2年)から電話で伝えられた。「うれしくてワクワクした」と振り返る。

 ところが、試合が始まると、「めっちゃ緊張した」。「ブラスバンドの応援はこの秋初めて。すごかった」。一回表の守り、1番打者の打球がいきなり飛んできた。ゴロをグラブにおさめたはすが、ポロリと足元に落ちた。「すぐ拾おうとしたけど、手につかなかった」と苦笑する。

 「バットで取り返そう」と挑んだ初打席は二回裏、1死一、二塁。フルカウントから変化球を左前に打ち返し、好機を広げた。「よう粘って打った。ああいう打撃ができるんです」とスタンドで見守った祖父の仁さんもうなずく快打だった。

 この回もう一度回ってきた第2打席では、1死満塁から中犠飛を放って打点もあげた。ところが、雨脚が強まり、二回を終わった時点で雷音も響いたため、試合が中断。そのままノーゲームになってしまった。9―0とリードしていた智弁和歌山にとっては何とも残念な仕切り直しに。奨哉の安打、打点も失策も幻の記録となった。

 「エラー五つ、三振二つまではオッケーと言っておいたんですが、ヒットを打つから雨が降ったんやないですか」と中谷仁監督。正選手の故障で急きょ決めた先発起用。「いきなりヒットにエラーやから。何か持ってますね」と目を細めた。

 奨哉にとっては「小さい頃から追いかけた」という「じいちゃんのチーム」での先発デビュー戦。その活躍は幻となったが、「バッティングでカバーできた。切り替えて、明日は結果を出したい」と前を向いた。(編集委員・安藤嘉浩)

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