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ヤクルト1位指名の奥川、指名後に笑顔なかった理由は?

2019年10月18日23時14分

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 プロ野球の新人選択(ドラフト)会議で、ヤクルトから1位指名を受けた石川・星稜高の奥川恭伸が18日、同校で、担当スカウトらから指名のあいさつを受けた。高津臣吾監督が直筆で「神宮で待っています」と記した当たりくじを手渡され、「徐々に実感がわいてきた」と語った。ただ、前日と変わらず、笑顔が少ない。

 3球団から1位指名を受けた17日夕のドラフト会議。中継を見守っていた奥川は、硬い表情だった。抽選の末にヤクルトが交渉権を引き当てても、笑顔はなかった。準優勝した今夏の甲子園では「必笑」をテーマに掲げ、ピンチでも笑顔を絶やさずに切り抜けてきたのに、なぜだったのか――。

 ドラフト会議の1巡目の指名は、ペナントレースの下位球団から順に、選択希望選手の名前が読み上げられる。今年は、セ・リーグ最下位のヤクルトが最初。いきなり自分の名前が挙がり、阪神、巨人でも名前が読み上げられた。気持ちを落ち着ける間もなく、思いのほか一気に、抽選まで進んでしまったからだという。

 抽選が終わった後も、すぐに笑顔になれなかった。それがまた、周囲のあらぬ臆測を呼んだ。ただ、それは、ヤクルトが意中の球団だったかどうかが理由ではない。「『あっ、始まった』と思ったときに、もう名前を呼ばれてしまったので……。そこからずっと不思議な感じでした」と振り返った。

 彼はまだ10代の高校生。プロという未知の世界からこうもすんなり声がかかり、ちょっと逡巡(しゅんじゅん)してしまったのかもしれない。

 奥川は思慮深く謙虚だ。ドラフト会議後の取材で、プロで活躍するためのアピールポイントをたずねられたとき。150キロ超の速球の球威も抜群の制球力もあるのに、「武器はないので……」とか細い声で答えていたのが印象深い。自分がまだ、プロのレベルを知らないことを自覚しているのだろう。

 「ここからが本当の勝負。気持ちを引き締めていきたい」と奥川。それが一番の本音であると、表情が物語っている。(小俣勇貴)

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