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「湖みたい」台風被災の地元、焼き付け…磐城、東北8強

2019年10月14日19時15分

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 高校野球の秋季東北地区大会は14日、岩手県営球場などで2回戦があり、台風19号で大きな被害が出た福島県いわき市の磐城(福島3位)が能代松陽(秋田1位)を2―1で破り、8強入りを果たした。

 磐城は11日に初戦を突破した後、大会が台風で2日間順延になったため、いったん地元に戻っていた。

 しかし、台風19号で市内を流れる夏井川が氾濫(はんらん)。エースの沖政宗(2年)は祖母の家に一時避難した。戻ってみた自宅周辺の様子を「湖みたいで歩けるところがなかった」と振り返る。

 岩手に再び向かう13日、学校に集合する時間は午前8時だった。しかし、全員が集まったのは午後1時。街中は浸水した場所ばかりで、交通機関はマヒ。救助用のヘリコプターがさかんに飛び交っていた。

 木村保監督は「部員の自宅に大きな被害はなかったが、(周囲の様子は)尋常じゃなかった。へぇへぇと野球をやっている場合じゃないと思った。でも、僕たちにいまできることは、野球。いわきに元気を与えるには、それしかない」と言う。チームは午後3時ごろ、地元を離れた。道中、監督は選手に呼びかけた。「(被災した景色を)しっかり見ておこう」

 試合は沖が初回の1失点で踏みとどまり、七回に自ら左中間へ2点二塁打を放って逆転した。「めちゃくちゃうれしい。自分たちが(出場校で)一番弱いと思っていたので」。そして、次戦に向け、こう意気込んだ。「いわき、福島、負けていった相手の思いを背負って明日も戦いたい」

 1971年夏の第53回全国選手権大会で準優勝した県立の進学校。来春の選抜大会の出場校を選ぶ重要な資料となる秋季地区大会には12年ぶりの進出だ。古豪復活をめざすチームに、勝ちたい理由がひとつ増えた。(小俣勇貴)

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