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大阪桐蔭、真骨頂の「粘り」 履正社との競り合い制す

2019年10月13日20時16分

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 高校野球の秋季近畿地区大会大阪府予選は13日、大阪シティ信用金庫スタジアムで決勝があり、大阪桐蔭が今夏の全国王者・履正社に9―6(延長十回)で競り勝ち、2年ぶりの優勝を果たした。

 4点差を追いつかれた九回の守備が終わった。白星を目前にしていたのが一転、延長戦へ。下を向いてもおかしくない場面で、大阪桐蔭のベンチは盛り上がる。「粘っこく、粘っこく!」。声の主は控えの主将、薮井駿之裕(しゅんのすけ)。試合前に西谷浩一監督からもらった言葉を思い出していた。

 「大阪桐蔭は『粘り』でできてきたチーム」

 春夏連覇を果たした2学年上の先輩たちも最後の夏、1点を追う九回2死から履正社に逆転勝ちした。その姿は、薮井の脳裏にも鮮明に残っている。

 今年の履正社も変わらず、手ごわい。「相手は全国王者で、勝ち方を知っている。僕たちはミスが出ると、声が止まる。どれだけ声を出して、粘っていけるか」。迎えた十回、無死二塁の好機。ライバル相手に伝統の力が試される場面がきた。

 8番竹中勇登が試みた送りバントが、投手の正面へ転がる。ここで、二塁走者の伊東光亮が好スタートを切っていた。野選を誘った。さらに悪送球も重なり、決勝点に。1死二塁の場面では、2番の吉安遼哉がきっちり二塁に転がし、走者を三塁に進め、追加点につなげた。

 ミスをミスにせず、意味のあるアウトを重ねながら3得点。まさに、粘りの真骨頂だった。その間、ベンチから声が途切れることはなかった。

 9―6で逃げ切り、前チームでは一度もたどり着けなかった大阪の頂点に立った。その試合終了直後、閉会式を待つまでの間にベンチ前で円陣が組まれた。「粘りが出ていて、いいゲームだった」。監督の珍しいねぎらいの言葉に薮井は思った。「ライバル相手にこれだけ粘れた。履正社さんのおかげでいい勉強ができた」。大きな財産となる一戦になった。(小俣勇貴)

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