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春の屈辱からの軌跡「本、書けますね」 履正社、頂点に

2019年8月22日21時32分

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 (22日、高校野球 履正社5―3星稜)

 履正社にとって、春からの努力が試されるときがきた。

 同点に追いつかれた直後の八回。先頭の5番内倉は、こう考えていた。「流れは星稜。初球を打って変えてやろう」。力強く振り、ファウルに。2球目で追い込まれると、すぐに切り替えた。「絶対に三振はしない」。5球、ファウルで粘る。星稜の捕手山瀬は嫌な気配を感じてきた。「(ボールに)ついてこられて、三振がとれなかった」。ボールを挟んで9球目。低めスライダーをとらえた内倉の打球が右中間で弾み、二塁打となった。

 選抜の1回戦で星稜・奥川のスライダーをとらえられずに17三振を喫し、完封された。それからの履正社のテーマは、「追い込まれてからの時間を長くすること」だった。試合形式の練習を増やし、主将の野口は仲間に「対応力」を求めてきた。送りバントで1死三塁とし、決勝の中前適時打を放ったのは野口だった。

 この夏、大会前の選手アンケートの「対戦したい相手」という項目に、履正社の大半の選手は「星稜」と記した。内倉は選抜で3三振。もちろん、「奥川投手」と書いた。

 そんな相手に11安打を浴びせ、6試合連続で2桁安打を記録した。「春からどう違いを出せるかだった。大きくなったなあ」と、岡田監督も成長を実感。内倉はいたずらっぽく言った。「選抜で手も足もでずに負けた相手に夏の決勝で勝てた。すごいストーリー。本、書けますね」。春の屈辱からの軌跡は、夏の頂点に続いていた。(小俣勇貴)

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