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役割はヒーローのお膳立て 「愛されキャラ」の星稜7番

2019年8月21日11時40分

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 北陸勢初の全国制覇まで、あと一つ――。第13日の20日、星稜は、準決勝で中京学院大中京(岐阜)と対戦。序盤から得点を重ねて快勝した。休養日を挟んで決勝は22日(午後2時開始予定)。同じく初優勝を目指している、強打の履正社(大阪)とぶつかる。

 ■勝利支えた つなぎ役 岡田大響君

 甲子園入り以降、試合ごとに投打のヒーローが生まれている星稜。そのなかにあって、「自分の役割はヒーローのお膳立てをすること」と語る選手がいる。

 7番ライトの岡田大響(ひびき)君(3年)だ。

 この日の準決勝前、岡田君は自信たっぷりにこう宣言した。「今日も3本(の安打を)出します」

 実は岡田君、準々決勝前にも「3本打つ」と言って、本当に3打席連続安打を放っていた。

 この日はどうだったか。二回裏1死、最初の打席に立つと、アウトコースを丁寧につく相手投手の球筋を見極め、四球で出塁。続く打者の犠打で進塁し、東海林航介君(同)の適時打の間に本塁を踏み、貴重な追加点をもたらした。三、五回にも四球で出塁。五回には盗塁も決めて、相手を揺さぶった。ただ、安打はなし。

 3本打てなかったが、3打席連続の四球。「最低限の働きはできたけど、今日は50点くらいですかね」と悔しがった。

 星稜中時代は、1番打者。安打や四球で出塁すると、すかさず盗塁を仕掛け、続く打者の適時打で本塁をつく、「切り込み隊長」だった。軟式野球の全国大会の一つでは日本一も経験した。

 いま、星稜の7番打者として期待されるのは、上位と下位をつなぐこと。「目立たないけど重要な役割」(荒山善宣コーチ)だ。本人もそこをしっかり自覚している。「正直、ヒーローになりたい気持ちはあるが、自分じゃない。自分はお膳立て」

 もともとマイペース。宿舎でもみんなおそろいの服のとき1人だけ違ったものを着たり、寝てはいけないタイミングでこっそり昼寝をしたり。林和成監督やチームメートから「宇宙人」「不思議ちゃん」とも呼ばれる、「愛されキャラ」だ。

 ヒーローだけでチームはできない。「あと一つ」までたどり着けたのは、ヒーローを支える、様々な個性があるからこそだ。

 「大響」という名前は、父の大典さん(40)が、「存在そのものが大舞台で大きく響いてほしい」と願ってつけた。

 いよいよ迎える、「最後の大舞台」では、快音がきっと響く。(岡純太郎)

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