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履正社・明石商・中京院中京・星稜 4強の裏方語る強さ

2019年8月19日19時16分

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 第101回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は20日、準決勝を迎える。初優勝を目指す4校では、甲子園で活躍する選手だけでなく、躍進を支える裏方の部員たちも、この夏をともに戦っている。

 ■2人の応援団長が語る「履正社」

 夏の甲子園で初の4強入りを果たした履正社(大阪)の応援団長は2人いる。チーム一のムードメーカー志水渚(なぎさ)君(3年)と、ツッコミ役の久保田瞬君(同)だ。モットーは「応援を楽しむ」。常に笑いを振りまいて、応援席から選手たちを盛り上げる。

 2人が応援団長になったのは今春の選抜大会から。志水君は外野手、久保田君は投手だが、同学年にはさらに強力なライバルがいてメンバー入りが難しいと感じ、買って出た。久保田君は「この悔しさをメンバーに晴らしてもらいたいから、全力で応援できる」。

 2人は練習で打撃投手もし、1回戦から4試合連続で2桁安打を放った打撃力の向上にも貢献した。志水君は「僕も負けないけど、今チームはやっぱり打撃。調子を維持してほしい」。チームが目指す春夏通じて初の優勝のため、どんな局面でも笑顔で応援すると決めている。志水君は「てっぺんをとって僕らを『日本一のメンバー外』にしてほしい」。(山田健悟)

 ■記録員兼分析班の赤松君が語る「明石商」

 明石商(兵庫)の徹底的なデータ野球を支える記録員兼分析班の赤松大聖(たいせい)君(3年)は、甲子園の戦いぶりを「予想通りの接戦で粘り強く勝ち切れた」。

 準々決勝までの3試合を全て1点差で勝利してきた。「これが明石商らしい戦い」と振り返る。

 「県内で甲子園出場に一番近い」と感じ進学。練習に人一倍、一生懸命取り組む姿勢を買われて、浦井佑介部長から請われた。プレーしたい気持ちもあったが「チームのためなら」と昨夏から裏方の道へ転向。選手が練習中にも動画を見るなどして相手校を分析、研究してきた。

 「一戦一戦重ねるごとに、(厳しい局面で)辛抱強さが出てきた」と赤松君。準決勝で戦う履正社について「どの打順からでも点が取れて脅威だが、互いにロースコアになるのでは」と予想しつつ、「小技を絡めた試合展開で戦えたら、好機は必ず来る」と自信を見せる。(武田遼)

 ■記録員兼マネジャーの若山君が語る「中京学院大中京」

 快進撃を続ける中京学院大中京(岐阜)の記録員、若山陽(ひなた)君(3年)はマネジャーと兼務だ。練習前には飲み物や道具を用意する。帽子のつばの裏には「他喜力(たきりょく)」の文字。「マネジャーとして選手たちを喜ばせたい、という意味です」と笑う。

 当初は「選手として他人を喜ばせたい」と思って書いた。これまで公式戦への出場はなく、最後の夏のメンバー入りを目指していた。だが今夏の岐阜大会直前に自らマネジャーに立候補。「自分にできることをやりたいと考えました」

 甲子園では終盤の逆転劇が続く。ベンチでは劣勢でも皆で「我慢しよう」と声をかけあっていることが結果につながっているとみる。不後祐将君(3年)頼みだった投手陣の調子も上がり、継投も好調だ。「チームの状態は最高。選手ではないけれど、ベンチで試合の雰囲気や喜びを共有できることがうれしい」。20日の準決勝でも先制されるかもしれない。そのときは選手たちに「ゆっくり落ち着いて、後半勝負だ」と声をかけようと思っている。(松山紫乃)

 ■ブルペン捕手が語る「星稜」

 大会屈指の右腕奥川恭伸君(3年)ら充実した投手陣を支える星稜(石川)のブルペン捕手、桜井直生(なおき)君(3年)は、自分のチームに「接戦をものにしてきた勝負強さがある」と胸を張る。

 星稜入学当初から同級生の山瀬慎之助君(同)と定位置争いした後、裏方の道を選んだ。新チーム結成以降有力校と評価されてきたが、昨秋の明治神宮大会、今春の選抜では試合終盤に逆転され敗れた。「自分たちは強くない」。そんな自覚から「夏の1勝を奪うため部員全員が日常生活から見直すようになった」と桜井君。練習に加えてごみ拾いやあいさつを徹底するなどして精神的にも成長し、競り合いを勝ちぬいてきた。「(大会3回戦でサヨナラ3点本塁打を打った)福本(陽生(はるお)君、3年)のように、試合ごとにヒーローが代わる。そんないい状態が続いている。やってくれると思います」(岡純太郎)

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