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光星、投手支えたコーチは元主将 アルプスで選手を鼓舞

2019年8月18日21時38分

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 (18日、高校野球 明石商7―6八戸学院光星)

 甲子園で18日にあった準々決勝で、八戸学院光星(青森)のアルプススタンドに、「ナイスピッチング!」「ミスはしゃーない! 元気出して!」と声を張り上げる人がいた。野球部を指導している津田勇志コーチ(29)だ。

 明石商戦で救援した横山海夏凪(みなぎ)投手(3年)は、四死球で崩れた16日の3回戦後、津田コーチから電話で「フォームの軸がずれている」と助言を受けた。「コーチはずっと気にかけてくれている」と横山君。津田コーチは応援席の最前列からメガホン片手に「お前は良い投手。いけるぞ」と声を張り上げ、横山君は無失点で切り抜けた。

 現役時代は光星野球部の主将で、現在は教諭として光星に勤務。元内野手として守備の指導をしていたが、昨年から仲井宗基監督にピッチングコーチも任された。「打撃のチーム」の光星は、投手が弱いとも言われていたからだ。

 だが、投手は未経験。投手の力をより引き出すために、フィジカルトレーニングを専門家に相談して取り入れるなどしていった。

 特に鍛えたのは投手陣の思考力と精神力だ。試合後、よかったところや反省点を、「これからも野球を続けていくために」と自分で考えさせて、ノートに書かせた。最初は1行しか書けなかった振り返りも、夏前には3、4行と、自分を具体的に客観視することができるようになったという。

 責任感から今春、「やめたい」と言ってきたエースの山田怜卓(りょうた)選手(3年)も、「ここまで投げられるようになったのは、コーチのおかげ。報いる投球をしたい」と大会に臨んだ。甲子園で津田コーチは「子どもたちと一緒に試合がしたいから」と必ず最前列で応援し、ブルペンに入る投手を気にかける。山田君は全4試合でリリーフ登板し、投げきった。

 津田コーチ自身は現役時代、甲子園出場はならなかった。明石商とは接戦の末に6―7で敗れたが、「夢を見させてもらっている」と輝いた選手たちに目を細め、最後まで見守った。(吉備彩日、板倉大地)

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