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和歌山)智弁和歌山16強 強打支えた安定の投手陣

2019年8月19日03時00分

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 第101回全国高校野球選手権大会に出場し、19年ぶりの優勝を目指した智弁和歌山は、3回戦で大会屈指の好投手を擁する星稜(石川)に敗れ、16強で甲子園を去った。目標は実現できなかったが、強打や堅守で球場を沸かせた。

 中谷仁監督は大会前、「本気で日本一を目指している。そのためにチーム一丸となって練習してきた」と意気込んだ。冬のトレーニングでは、主将の黒川史陽君を中心に、「1日1千本、月に2万スイング」を目標に掲げ、打撃力を上げてきた。

 1回戦の米子東(鳥取)戦では、東妻純平君(3年)が三塁打を放つなど中盤以降の集中打で試合を決めた。2回戦の明徳義塾(高知)戦でも、大会タイ記録となる1イニング3本塁打を放つなど強打を見せた。

 星稜戦では、奥川恭伸投手(3年)に23三振を喫したが、西川晋太郎君(3年)は球を見極め、「確実に当てていく。それが自分の役割」と同点の適時打を放った。西川君はこの日打席に立った選手で唯一、三振がなかった。

 和歌山大会の5試合で失点1と安定していた投手陣は、甲子園でも持ち味を発揮した。

 小林樹斗君(2年)は、140キロ台後半の速球を投げる右投手。米子東戦では九回に登板し、三者凡退に抑えた。志願して先発した星稜戦では、四回途中まで投げ、1失点。「球に勢いが乗っていなかった。技術面も精神面も相手投手と差を感じた」と悔やみ、「来年必ず戻ってくる」と誓った。

 左の矢田真那斗君(2年)は、明徳義塾戦で先発し、5回を投げて失点1と試合を作った。星稜戦でもピンチを切り抜ける好投を見せた。「智弁は池田(陽佑)さんや樹斗しかいないと思われたくなかった。自分たちの代では、みんなとともにまた甲子園を目指したい」

 そして、エースの池田陽佑君(3年)。米子東戦は8回を投げて失点1。明徳義塾戦では六回から登板し、失点0。星稜戦でも六回から「おれの出番や」とマウンドに上がり、要所を締めて得点を許さなかった。しかし、タイブレークの十四回1死後、サヨナラ本塁打を浴びた。「もうこの36人で野球ができないのか」とマウンドにひざをついた池田君のもとには、西川君が「ナイスピッチャー」と駆け寄った。黒川君も「あいつには最後まで助けられた」とたたえた。

     ◇

 試合から一夜明けた18日午前10時、智弁和歌山の部員36人は大阪市内の宿舎のロビーにいた。3年生の多くは制服に身を包み、下級生は練習着を着ていた。

 黒川君は宿舎のスタッフに「3年間、お世話になりました。5回も来ることができて、家みたいでした。これからも春夏、後輩たちが来られるように頑張ります」と話すと、スタッフから拍手が送られた。(西岡矩毅)

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