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長崎)泥臭く、粘り強く 海星の夏を振り返る

2019年8月18日03時00分

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 泥臭く、粘り強く――。そんな言葉がよく似合う健闘ぶりだった。5年ぶりに夏の甲子園に出場した長崎代表の海星は、2回戦から登場。難敵と思われた聖光学院(福島)を破り、強打の八戸学院光星(青森)と最後まで互角に戦った。海星の夏を振り返る。

 「全国には強いチームがたくさんあるが、どんな相手にも食らいついていく」。主将の坂本芽玖理(めぐり)は、甲子園出場が決まってから何度もそう話していた。一方でこうも言った。「甲子園でもやることは変わらない。泥臭い自分たちの野球をするだけ」

 選手たちは大阪入りしてからも、自由時間は宿舎で洗濯をしたり、走り込みや素振りなどの自主練習をしたりして、いつもと変わらない日常を過ごした。坂本は「大舞台でいつも通りの力を発揮するには、私生活から律しないといけない」という意識を選手たちと共有し、徹底していた。

 迎えた聖光学院との初戦。八回に三塁手である坂本が一塁に悪送球したが、二塁手の松尾倫が好カバーし、走者が二塁へ進むのを阻んだ。エース柴田蓮人の好投を野手がもり立て、同校では17年ぶり、県勢でも4年ぶりとなる夏の1勝をもたらした。

 次の八戸学院光星戦は、初回に高谷艦太の適時打などで先取。その後、同点とされたが、八回裏、1死一、三塁のピンチで、中堅手の松尾悠一郎が相手の打球をノーバウンドで本塁に返球し、勝ち越しを許さなかった。見応えのある好守備に会場は大歓声。松尾悠は「野球をやっていてよかった」と振り返った。

 九回にサヨナラ負けを喫したが、一塁コーチャーの西川大和は「昨秋の県大会からサヨナラ負けばっかりだった。甲子園でも同じでした」と笑った。強打のチーム相手に接戦を演じた海星の選手たちは、八戸学院光星の仲井宗基監督に「しぶとい野球におされそうになった」と言わしめた。

 最後まで「自分たちの野球」を貫いた選手たちには、観客席から温かい拍手が送られた。加藤慶二監督も「長崎大会から考えると、選手たちは大きく成長した」と賛辞を送った。

 土で汚れたユニホームを着た選手たちの姿を、アルプスにいた後輩たちも目に焼き付けたに違いない。来夏の活躍も期待させるような戦いぶりに、胸が熱くなった。=敬称略(弓長理佳)

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