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神奈川)走塁光るも打線沈黙 東海大相模の戦い振り返る

2019年8月18日03時00分

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 第101回全国高校野球選手権大会に出場した東海大相模は、3回戦で敗退した。2015年夏に全国制覇した姿を見て、全国から集まってきた選手たち。入学後、「日本一になる」を合言葉に、厳しい言葉をかけ合いながら甲子園での勝利を目指してきた。2回戦からの2試合を振り返る。

 今チームが立ち上がった昨秋の県大会では、150キロ超の球速を誇る横浜の及川雅貴投手(3年)に抑えられて敗北。選抜大会への道を絶たれたことから、スイングスピードを測って振り込んだ。1スイングごとに「145キロ!」などと速度を読み上げて競い合ううち、遠藤成選手(3年)が156キロを計測するなど成長。神奈川大会では計7試合で80打点と圧倒的な打力を鍛え上げた。

 だが、甲子園ではその当たりが影を潜めた。神奈川大会で計41打点を稼ぎ「2年生トリオ」と呼ばれた鵜沼魁斗選手、山村崇嘉(たかよし)選手、西川僚祐選手が、2試合計24打数で2安打1打点。「低めを振らない」という指示を徹底できず、変化球への対応の弱さも見せた。

 その中で、2回戦で勝利の要素となったのが、「相模に入って初めて重要性を理解した」と部員たちが口をそろえる走塁だ。練習着が破れるほど強くて近いスライディングや無駄のないベース回りなどの技術に加え、相手守備の返球を見切った送球間での進塁など状況を読んだ走りで、盗塁の数以上に進塁や得点に絡める持ち味を出した。

 六回には、犠打失敗で打者が捕邪飛となるも、相手捕手がスライディングで捕球するのを見て、一塁走者・井上恵輔選手(3年)が二塁にタッチアップ、セーフになる場面も。「走塁は徹底してやっている。いつも通りのことをやっただけ」と井上選手。

 一方、2試合を通じて投手陣のもろさは目立った。継投は予定通りだったものの、2回戦では継投直後に2死満塁とされ、さらに継投して押し出しで1失点。3回戦でも継投した回に1死満塁を招き、続く回ではさらに2投手を投入するも、球が浮き、失策も絡んで1イニング8被安打と流れを止められなかった。

 門馬敬治監督は常に、「どんな勝ち方をするかではなく、最後に1点多い方が勝ち」「油断やスキが入る余地をどれだけ減らせるか。当たり前のことを当たり前にできるかどうか」と口にしてきた。打てないながらも2回戦を勝ち、3回戦では当たり前のことができずに敗れた下級生選手たちは、口々に甲子園への再来を誓っていた。

 県勢は、15年の東海大相模の優勝以降、夏の甲子園では3回戦進出が最高。今春の選抜大会では2校ともに初戦敗退。全国で勝ち上がるために足りないものは何か、もう一度考える必要があるのかもしれない。(木下こゆる)

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