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優勝候補、東海大相模が敗退 4年前の栄冠の再現ならず

2019年8月16日18時58分

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 優勝候補に挙げられていた東海大相模(神奈川)が16日、3回戦で中京学院大中京(岐阜)に4―9で敗れた。2015年に夏の甲子園を制した東海大相模に憧れて入学してきた選手たちだが、栄冠の再現はかなわなかった。

 3―1とリードして迎えた七回、突如歯車が狂う。5安打で逆転され、なお1死二、三塁。リードが大きい三塁走者を刺そうと、捕手の井上恵輔主将(3年)が投げたボールは悪送球となり、追加点を許す。その後、三走が飛び出した場面でも、井上君が落球してアウトにできない。この回、7点を失った。「勢いのある相手の打線に焦ってしまった」。井上君は試合後、涙と汗で顔をぬらしながら振り返った。

 小笠原慎之介(中日)、吉田凌(オリックス)の両投手を擁して全国の頂点に立って以来、4年ぶりの甲子園。秋田から進学したエースで中軸の遠藤成(じょう)君(3年)らは、全国制覇を見て集まってきた。

 だがその後、神奈川大会では横浜が3連覇。昨年、2校出場の100回大会も横浜に加えて慶応が甲子園への切符を手にした。

 「そんなんじゃ日本一になれないぞ!」。東海大相模の練習では、厳しい声が飛び交った。スイングスピードを測る機器を購入し、今冬は「時速130キロ以上で1日2千回」との目標を掲げて振り込んだ。計測された速度をそのたびに大声で読み上げ、遠藤君や西川僚祐君(2年)が155キロ以上に伸びるなど、競い合った。「日本一は取りに行かなきゃ取れない」と控え投手の野口裕斗君(3年)。甲子園に移動した後の練習でも、集中力を欠いた選手がいると、門馬敬治監督は練習を打ち切り、日本一をめざす覚悟を選手に求めた。

 井上君は昨秋、主将に指名された時、「負けの責任を背負いたくない」とためらった。だが公式戦を迎える頃には「強くなるためには嫌われ者が必要だ」と引き受け、「形だけで練習するな。頭で考えろ」と、仲間にあえて厳しい指摘を続けてきた。今春には死球であごを骨折し、甲子園でも完治しないままプレーを続けた。

 「仲間につなぐ」。逆転された直後の七回裏、井上君は1点を返す適時打を放つ。だが、チームがめざした頂点には届かなかった。「甲子園の借りは甲子園でしか返せない。1年生、2年生には日本一を実現させてほしい」(木下こゆる)

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