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「じいちゃんの曲」に支えられ 集大成の四球、選んだ

2019年8月16日19時00分

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 (16日、高校野球 作新学院18―0岡山学芸館)

■岡山学芸館・丸田伊織選手

 試合に行く時、一番最初に一度だけ「じいちゃんの曲」を聴く。この日も甲子園へ向かうバスで真っ先に聴いた。

 じいちゃん子だ。毎年正月はじいちゃん家(ち)で一緒にキャッチボールをした。ただ小学6年の時は覚えていない。記憶にあるのはこたつで2人きりでNHKの朝の連続テレビ小説を見て、テーマソングだったゆずの「雨のち晴レルヤ」(作詞 北川悠仁)を聴いたこと。翌月にがんで亡くなったから、最後の思い出になった。

 高校入学後、ゆずのアルバムをスマホに入れた。そこにあの曲もあった。聴いているうちに歌詞の一節が心にしみこんできた。

 「描いてた未来じゃないが 君がいるかけがえのない日々 それは奇跡」

 日常を当たり前と思っちゃいけない。じいちゃんに諭されているようだった。道端のゴミを見て見ぬふりをする人もいるけど、それは普通じゃない。見つけては拾った。そのままにしたら悪いことが起きそうだから。曲を聴くたびに「じいちゃんが見てる」と奮い立たせてきた。

 代打で出た九回、打席で何度もつぶやいた。「じいちゃん、お願い」。10球目、四球を選び次打者につないだ。じいちゃんの“教え”を守り、こつこつ積み上げたことの集大成だった。

 来年は就職し、軟式野球をやるつもり。大人になるし、あんまり頼らないようにする。自分で結果を出すから、見ててね。(大坂尚子)

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