スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

富山)高岡商の選手支える「主務」 中西優斗君

2019年8月17日03時00分

シェア

 第101回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)に出場している高岡商の選手たちを陰で支える部員の一人に、「主務」の中西優斗君(3年)がいる。練習を管理し、部室の整理を呼びかけ、試合ではベンチで記録をつける。17日に予定される履正社(大阪)との3回戦に向けても、「自分の役割に徹して、勝利に貢献する」と話している。

 大会のため、大阪入りしてからも中西君は忙しい。試合に向けた練習メニューを吉田真監督(36)から聞き、道具をそろえる。選手同士の話し合いの場を設けるなど、チームの状態を良くするために気を配る。森田朝陽(あさひ)主将(3年)は「自分や監督が気付かないことも指摘してくれる。毎日助けられている」という。

 中西君が主務になったのは昨年12月。グラウンドの周囲の整理などプレー以外で部員に甘さが見えていた。「部員が組織としてまとまるために、主務が必要だ」と考えた森田主将が、一番信頼していた中西君に主務を頼んだ。

 主務になれば、選手として試合に出ることはない。中西君は悩んだが「チームが日本一になるため」と引き受けた。自分のグラブは丁寧に磨いて棚にしまい、主務に徹することにした。

 部室に長居する部員がいたら注意するなど、人の嫌がることも率先してやってきた。チームの状態を見て何が必要なのかを考え、指摘してきた。

 迎えた甲子園。選手たちと一緒にベンチに入って見た憧れのグラウンドは、思ったより広かった。そこにいることを、すぐには信じられなかった。

 1回戦、石見智翠館(島根)に勝利し、胸を張って校歌を歌う選手たちの姿と掲げられる校旗を見て、胸がいっぱいになった。「高商生として心から誇りに思った。主務をやって良かった」

 甲子園で昨夏に並ぶ2勝を挙げた高岡商。その成績を超え、日本一となって選手と一緒に校歌を歌うことを、中西君は願っている。(田島知樹)

話題の記事

スポーツブルアプリアイコン