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鳴門エース、OBに教わったフォーム 潜在能力まだまだ

2019年8月14日15時32分

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 (14日、高校野球 仙台育英8-5鳴門)

 2年連続出場の鳴門(徳島)は14日、序盤の大量失点が響き、反撃も及ばなかった。マウンドを一人守り続けたエースは、8回を投げて降板した。

 3点を追う八回裏、鳴門の西野知輝(かずき)君(3年)に代打が送られた。徳島大会では全5試合で完投した西野君はこの夏、初めてベンチに退いた。

 変化球を低めに集めて打ち取る技巧派左腕だ。昨夏も甲子園で登板。花咲徳栄(埼玉)戦で完投したが、8失点で初戦敗退。終盤に打たれて投げ抜く難しさを痛感した。

 冬場には砂浜で2時間の走り込みをしてスタミナをつけた。疲労回復を早めるために酸素ボックスにも入った。だが、投球フォームは安定しなかった。癖を見抜いたのは、昨年12月に出会った鳴門OBで臨時コーチの川端順さん(59)だった。プロ野球広島で新人王や最高勝率を獲得した元投手だ。昨年2月に学生野球資格を回復。徳島県教委に請われ、昨年8月から県内各校を巡回している。

 川端さんは、ひざの使い方を指摘した。右足を踏み出す直前に、軸足の左ひざを左側へ開く動作を覚えさせた。これで制球が良くなり、球速も上がった。「変わる勇気を持ってくれた」と川端さんは言う。

 フォーム改良で西野君は「肩やひじより、下半身が張るようになった」と感じた。徳島大会では接戦が続き、試合展開で西野君の続投を判断してきたという森脇稔監督(58)は「この春以降フォームが安定し、体力もついた」と昨夏との違いを評価する。

 甲子園でも1回戦は4失点完投。この日の仙台育英(宮城)戦では初回に4失点し劣勢を強いられたものの、八回までマウンドに立った。テレビ観戦した川端さんは「試合ごとに成長していた」とたたえ、「まだ100%の潜在能力は出し切っていない。これからが楽しみ」と期待を込めた。

 西野君は「コンディションを整えられなかった」と悔やむが、「1人で投げ続けられたのは自信になった」。投げられなかったあと1イニング。甲子園までの経験を糧に、さらなる高みを目指す。(高橋豪)

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