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人生にレギュラーも補欠もない 鶴岡東、全員野球の神髄

2019年8月17日21時10分

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 鶴岡東(山形)が17日、8強入りをかけた戦いで関東一(東東京)に6―7でサヨナラ負けした。「人生にはレギュラーも補欠もない」という佐藤俊監督(48)の方針で、「全員野球」を掲げて戦ってきた。

 部員は102人。アルプススタンドに「“全員野球”の神髄ここにあり」との幕を掲げ、控え部員たちは守備でアウトを取るたびに拍手や指笛でもり立てた。試合が終わると、整列した選手に「泣くな、笑顔で終われ」「ありがとう」と声を掛けた。

 県内外から選手が集まる私立校で、ベンチ入りを巡って激しい競争が繰り広げられる。佐藤監督は試合の度にメンバーを入れ替え、成長を促した。

 山形大会のメンバー20人は、選手たち自身が野球の技量に加えて、人間性も加味して投票で選んだ。藤野竜征君(3年)は代打で本塁打を放ち、三塁コーチの平山雄介主将(3年)は、守備を固めるために途中出場。5試合で6投手が登板し、控え捕手の高泉歩夢(あゆむ)君(3年)がブルペンを盛り上げた。18人が試合に出て、甲子園行きをつかみ取った。

 「陰で支える3年生も含めた、全員の力でここまで来た」と佐藤監督。2日の甲子園練習では、ベンチ入りがかなわなかった3年生20人も補助員として参加し、全員で甲子園の土を踏んだ。入学したときから1人もやめなかった。「全員にチャンスがあったから」と門田大城(だいき)君(3年)は振り返る。

 中谷太陽君(3年)と双子の弟の翼君(3年)は「一緒に甲子園に行こう」と石川県からやって来た。2人ともメンバー入りは果たせず、太陽君は対戦相手のデータを集めるマネジャーとして、翼君は打撃投手としてチームを支えてきた。太陽君は「それぞれが自分のできることを見つけて、チームに貢献する。戦っているのは、メンバーだけじゃない」と話す。チームにはヘルメットを磨き上げる係や、ストレッチ体操をリードする係など、細かな分担があった。

 試合を終え、平山主将は「スタンドからの大声援が頼もしかった。全員で戦い、全て出し切った。良いプレーも反省のプレーもすべてが鶴岡東。後悔は全くない」と、からしきった声で語った。(村井隼人、宮谷由枝、西田理人)

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