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亡き父に「見といてくれ」 八戸学院光星、9回の殊勲打

2019年8月14日11時45分

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 八戸学院光星は大会第7日の12日、2回戦で智弁学園(奈良)を破り、青森県勢初となる甲子園春夏通算30勝目をあげた。3回戦は第10日(15日)の第4試合(午後3時半開始予定)で海星(長崎)と戦う。

 ■殊勲の一打 空の父にも 沢波大和選手

 同点で迎えた九回表、2死満塁。打席に入った八戸学院光星の沢波大和(3年)は空を仰ぎ、「見といてくれ」と小学生の頃に亡くした父に語りかけた。

 甘く入ってきた初球をたたいた打球は一塁手を強襲し、ファウルグラウンドに転がる。走者2人がかえって10―8。大歓声の中、叫びながら拳を突き上げた。

 苦しい展開の試合だった。六回表までに6点をリードしたが、直後に7失点で逆転を許した。背番号18の沢波に出番が回ってきたのは、下山昂大(3年)の適時二塁打で同点に追いついた直後の八回裏。仲井宗基監督に守備力を買われ、「この先は1点もやれないから」とライトの守備に送り出された。

 けがや病気に悩まされ続けた高校生活だった。手術が必要なけがをして、野球ができない時期が3カ月続いたこともある。小柄だが「自分は間を縫うような短打が得意」と役割を見いだし、バントなどの小技も磨いてきた。

 今夏の青森大会直前には気管支の病気で入院が必要になり、「間に合わない」と医師に言われた。それでもあきらめずにメンバー入りを果たし、この日は今大会初打席で殊勲の一打を放った。

 好きな言葉は「感謝」。けがや病気で入院するたび、地元の奈良からとんできてくれた母や、小学生の頃、仕事帰りにチームの練習に迎えに来てくれていた父への思いがある。試合後、したたり落ちる汗をぬぐいながら、「(親に)いいところを見せられて、よかったです」と笑った。(吉備彩日)

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