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「牛鬼打線」復活の兆し 宇和島東、本塁打に2桁安打

2019年8月12日14時35分

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 (12日、高校野球 宇部鴻城7―3宇和島東)

 9年ぶり出場の宇和島東(愛媛)は序盤から主導権を握られ、1998年以来の勝利はならなかった。伝統の「牛鬼打線」復活を目指した夏が終わった。

 「牛鬼」とは、地元宇和島市に伝わる妖怪の名で、鬼の頭に牛の胴体を持つ。88年、宇和島東を選抜大会で初出場優勝に導いた故・上甲正典さんがチームを率いたころ、攻撃力の高さから「牛鬼打線」の異名をとった。

 今春就任した長滝剛監督(39)は、上甲さんの教え子で97年に甲子園に春夏出場した。「当時はここぞというときの集中打があった」と、集中力のあるチームづくりと「牛鬼打線」の復活に取り組んできた。

 打撃練習では飛距離を伸ばそうと、思い切りバットを振らせ、飛ばないなら飛ばない理由を考えさせた。愛媛大会は6試合36得点。本塁打はなかった。長滝監督は「詰まっても打てるのが牛鬼打線。まだまだ『子牛鬼打線』です」。

 牛鬼のたくましさを見た目からも取り戻そうと、今夏からユニホームを白地からアイボリー地にした。長滝監督が部の倉庫などを掃除中、古いユニホームが出てきた。長滝さんが選手として春夏に甲子園に出場した時と同じ色合い。選手たちも気に入り、装いを新たにした。

 甲子園での初戦は、宇部鴻城(山口)の右腕のテンポのよい投球に的を絞りきれなかった。5点を追う四回、中軸の赤松拓海君(2年)が「先輩の分も自分がカバーする」と適時打で1点を返す。下級生が打線を勢いづけると、続く五回には兵頭仁君(3年)が左中間席へ、この夏チームの初本塁打を放った。

 チームは13安打を集め、牛鬼打線の片鱗(へんりん)は見せた。「ここというところで集中打が出なかった。体づくりから見直したい」と長滝監督。入学後に牛鬼打線の異名を知ったという兵頭君は「相手の球に伸びがあった。後輩たちには本当の牛鬼打線を復活させてほしい」と願った。(照井琢見)

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