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宇部鴻城の先発、淡々と12K 打っては読み冴えHR

2019年8月14日11時41分

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 「常に攻める気持ちだった」。夏の甲子園で宇部鴻城は12日、宇和島東(愛媛)を7―3で破り、7年ぶりに甲子園の勝利をつかんだ。どこからでも得点できる持ち前の打線で15安打。狙い通りに打ち勝った。次は大会第10日(15日)の第3試合で、明石商(兵庫)と戦う。

 ■淡々と12K、冷静に本塁打 岡田佑斗投手

 緊張とは無縁の性格。持ち前の度胸が甲子園という大舞台で生きた。

 見せ場は七回。この日二度目の連打を許し、無死一、二塁。「リードが大きいな」。投手の岡田佑斗君(3年)は二塁走者を観察する余裕があった。遊撃手の古川胤志(かずし)君(同)のサインに、練習通りのプレーで牽制(けんせい)死。ピンチの芽を摘んだ。

 この日の先発は試合直前に言い渡された。初回は3者連続三振で上々の出だしも「狙ってはいなかった。淡々と投げた」。制球力のある直球を中心にテンポ良く投げ込んだ。強打の宇和島東打線を相手に被安打13ながら12奪三振。147球の粘投で流れを渡さなかった。

 投手を諦め、一度は野手に転向した経験をもつ。昨秋に腰を痛め、打者に専念することを決断した。今春、尾崎公彦監督から再び投手を勧められたが断った。だが、センターからマウンドを見ているうちに「投手としてチームに貢献したい」。尾崎監督に直訴し、夏の大会直前の6月に投手に復帰した。

 外野手の経験は投球にも生きた。90メートルだった遠投は110メートルまで伸び、直球のキレが増した。場面に応じた投球術を、センターから考えることが出来た。

 この日、岡田君は打者としてもチームを引っ張った。四回1死一塁、低めの直球を振り抜いた打球は右翼席に飛び込む2点本塁打。「ノーストライク2ボール。四球は出したくない場面。真っすぐで来ると思っていた」。冷静な判断は打撃でも光り、3安打2打点。試合後、尾崎監督は「きょうは岡田の試合だった」。7年ぶりの甲子園での勝利を引き寄せた。

 試合後のインタビューでも、ひょうひょうと受け答えをしていた岡田君。「チームの目標はベスト4。また次の試合に向けてしっかり準備していきたい」。満足はしていない。(藤牧幸一)

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