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「3人で甲子園」花咲徳栄で夢かなえた 立場は違うけど

2019年8月12日09時16分

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 第101回全国高校野球選手権大会(日本高野連、朝日新聞社主催)第6日の11日、花咲徳栄は第4試合の2回戦で明石商(兵庫)に3―4で惜敗し、初戦で姿を消した。出場全49チーム中、地方大会の打率トップの強力打線だったが、相手の好投手を攻めきれなかった。球場は九回表の午後6時25分ごろから照明が点灯。一進一退の好ゲームに、4万4千人の観衆から大きな拍手が送られた。

 ■3人で甲子園、夢かなう

 四回表、1死。「しつこくいこう」。前の打席で空振り三振に倒れた橋本吏功(りく)選手(3年)は内角の直球を振り抜いた。「体が反応できた」という打球は中前へ。相手エース中森俊介君(2年)の好投に苦しめられていたチームの初安打に続いて2連打も飛び出し、先取点を呼び込んだ。

 昨夏の甲子園でも本塁打を放った。でも、今年は特別だった。ベンチにいる記録員の川内輝君、ボールボーイの和田駿也君とともに、初めて甲子園の土を踏んだからだ。

 3人は北海道出身。中学の時、洞爺湖シニアで一緒にプレーした。投手の橋本君と和田君、捕手の川内君。中3の春には橋本君が背番号1、夏は和田君が1。橋本君は「悔しいというより、野球が楽しかった」と懐かしむ。「川内は盗塁を結構刺すんです。大事な大会の九回1死一塁の場面でも刺してくれた」。人数が少なかったチームで、橋本君は中堅手、和田君は右翼手も担った。

 「一緒に甲子園に行く」という夢を抱き、花咲徳栄へ来た3人。しかし、川内君は腰のけがでマネジャーに。和田君は岩井隆監督の打診で学生コーチの道を歩んだ。

 昨夏、甲子園で活躍した橋本君を、2人はスタンドから眺めた。「自分で決めたなら、一緒にがんばろう」「コーチとして、選手とともに行動することもできる」。悩んだ2人を、橋本君は励ました。

 この日、緊張していたという橋本君に、川内君はベンチで「力を抜いて」と声をかけた。和田君もボールボーイとしてベンチ目の前に座り、橋本君の活躍を間近で目に焼き付けた。

 試合後、「一緒に甲子園の土を踏めてよかった」と声をそろえた3人。夢をかなえた表情は、すがすがしかった。(高絢実)

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