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同じ団地の「永遠のライバル」 感謝込めてマウンド整備

2019年8月11日15時24分

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 (11日、高校野球 作新学院5―3筑陽学園)

■筑陽学園・横山淳希君

 ここからだと表情がよく見える。ベンチの横でボールボーイとしてマウンドの西舘昂汰を見つめ続けた。「疲れているけど、崩れるピッチャーじゃない」。ピンチでも心配はしなかった。だって、自分のライバルだから。

 同じ団地で育った。小学校のソフトボールチームでは4番西舘、5番が自分。ヒットは西舘が、本塁打はこっちの方が多かった。ドッジボールでは必ず敵と味方に分かれてやり合った。

 「久しぶりー」。中学3年の3月25日。筑陽学園の練習に初めて参加した日、懐かしい声が聞こえた。驚いた。別々の中学に進み、会っていない間に身長が伸びた西舘がいた。2人とも中学から野球を始め、投手になっていた。

 入部してからも、西舘は成長した。球速は140キロ台になり、今春の選抜8強の立役者に。「もう向こうはライバルと思っていないだろう」と思いつつ、追いつこうと帰宅後もネットに向かって、納得いくまで投げ込んだ。でも、3年間一度もベンチに入れなかった。

 最後の夏に向けて、練習では西舘が投げた後のマウンドを整備し、ボールを片付けた。「西舘がいるからここまで来られた」という感謝からだ。そして迎えた夏の終わり。控えめに、「大学でも野球を続け、またライバルとして見てくれるようがんばりたい」。

 西舘は「紅白戦で横山が抑えると自分も、とがんばれた。小学校のころから永遠のライバルです」。2人の物語は続く。(内田快)

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