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筑陽学園のスローガン、9回に体現 成長の同点三塁打

2019年8月12日09時55分

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 第101回全国高校野球選手権福岡代表の筑陽学園が11日、作新学院(栃木)と対戦し、惜敗した。栃木大会5試合で53得点の作新学院打線を、筑陽学園のエース西舘昂汰君(3年)がどう抑えるか――。今大会序盤の好ゲームとの前評判に違(たが)わぬ、締まった試合展開となった。筑陽学園は福岡大会で再三見せた粘りを、甲子園の大舞台で存分に発揮した。

 2点を追う九回2死。内野ゴロの進藤勇也君(3年)がヘッドスライディングで出塁した。一、二塁となり、打席には石川湧喜君(3年)。福岡大会では打率2割で打点0。長打を放つこともなかった。

 打席からベンチの方を振り返ると、西舘昂汰君(3年)が胸をポンポンとたたき、「気持ちで」と声を出しているのが見えた。石川君も応えるように胸をたたいてみせた。

 3球目。内角にきたスライダーを、腕をうまくたたんで振り抜いた。打球は右翼手の頭上を越え、同点の適時三塁打となり、球場が沸き返った。

 左打者の石川君は右足を開く癖があり、フライに打ち取られるきらいがあった。それを修正しようと、福岡大会後に江口祐司監督の指導の下、足の親指の付け根に力を入れ、体重を移動させるスイングを心がけた。三回の初打席でも左前打を放ち、成果は現れた。

 「もう少し強く振っていたら、ホームランになっていたのかな」。心残りはある。だが、こう続けた。「粘り強い野球が目標だった。筑陽野球を見せられたと思う」。晴れやかな表情だった。執念――。筑陽学園のスローガンを見事に体現した。(棚橋咲月)

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