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ラッパーで元球児の兄に教わったこと 自信の即興で笑顔

2019年8月10日17時03分

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 (10日、高校野球 熊本工3―2山梨学院)

■山梨学院・椙浦元貴捕手

 兄の教えを、最後まで実践できた。十二回1死からソロを浴びてサヨナラ負け。その場にうずくまる仲間のもとに、真っ先に飛び出し「よくがんばった」と背をたたいた。

 山梨学院野球部OBでもある3歳上の兄・光さんに憧れて小学校低学年の頃に野球を始めた。中学生の時にラップにはまったのも、兄が趣味でやっていたから。2016年夏に背番号「14」をつけて代打で甲子園の土を踏み、現在はラッパーとして曲を出す。そんな兄は誇りだった。

 昨夏、兄から電話がかかってきた。新チームの話をすると、「お前らしさを出してやれ」と言われた。真っ先に浮かんだのが、声を出して盛り上げること。試合でも外野まで声が届くようにベンチの最前列、しかも外野寄りが指定席だ。守備から戻ってくる仲間へ真っ先に駆け寄って声をかけるのも欠かさなかった。即興でつくるラップで鍛えた語彙(ごい)力には自信がある。仲間からせがまれれば、兄直伝のラップも披露した。みんなを笑顔にするのは趣味だ。

 試合には出なかったけど、仲間と甲子園に来られたことが一番だから、悔いはない。兄はきっと「お疲れさま」と言ってくれるはず。こちらこそありがとうと伝えたい。自分がやれることはできたよ、とも。ラップは好きだけど音楽の道には進まない。今度はスポーツトレーナーとして選手を支えたい。(大坂尚子)

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