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監督の独り言で配球研究 チーム支える智和歌の控え捕手

2019年8月11日07時57分

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 智弁和歌山の背番号12番、湯浅公貴君(3年)は、5人の投手陣をブルペンで支える控え捕手として最後の夏の甲子園を迎えた。投手陣の調子を上げ、チームをもり立てる。

 中学時代には投手、捕手などを経験していた湯浅君。捕手として智弁和歌山に入部するも高嶋仁・前監督から「投手としても使いたい」と言われた。右の本格派として1年の秋、ベンチ入り。近畿大会の準決勝ではマウンドにも立ったが、打たれた。同級生の池田陽佑君が登板し、助けられた。「陽佑と力の差を感じた」

 準優勝した昨年春の選抜大会も投手としてベンチ入りしたが、その後の夏の和歌山大会ではベンチを外れた。「何とかチームに貢献したい」との思いが募り、ウェートトレーニングに力を入れたり、フォームを見直したりしたが、なかなか上達しなかった。「他の投手陣の成長に焦りを感じていた」

 昨夏の甲子園が終わり、新チームになるときに、中谷仁監督から「捕手に戻らんか」と声を掛けてもらったが、投手への思いを捨てきれなかった。しかし、新人戦もベンチに入れなかった。気持ちを切り替え、「たとえ投手でなくてもいい。やっぱりベンチに入りたい」と捕手への転向を志願した。

 その後は捕手として練習に励んだ。「自分は鈍くさくて、不器用」。ワンバウンドする変化球に反応できずに球を大きく弾くこともあったが、練習を繰り返した。試合中のベンチでは、捕手出身の中谷監督の横で、「いまは違う球だろ」という独り言に耳を傾け、配球の研究をした。

 「バント処理に必要なフットワークや長時間座っていられる強い体、冷静な頭脳など、まだまだ足りないことばかり」と湯浅君。それでも正捕手の東妻純平君(3年)は、「公貴が投手陣の調子を乗せてくれて、良い状態でマウンドに上げてくれる」と信頼する。

 初戦は池田君、小林樹斗君(2年)の継投で失点1。湯浅君は「次も投手陣の気持ちを上げられるようにブルペンで球を受けたい」と意気込む。(西岡矩毅)

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