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広島)伝統広島商、光った 好守と堅実さ見せるも惜敗

2019年8月11日03時00分

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 15年ぶりに夏の甲子園に出場した広島商は10日、初戦に臨み、岡山学芸館(岡山)に5―6で惜敗した。先発のエース倉本裕翔君(3年)は多彩な変化球を低めに集め、粘り強い投球で6回を5奪三振に。先制を許すも、二回に杉山裕季君(同)のスクイズで同点にすると、五回には、山路祥都君(同)が左翼席へ本塁打を放って勝ち越した。六回には水岡嶺君(同)の左前適時打、真鍋駿(たけと)主将(同)の左犠飛でさらに2点を追加。しかし、八回に岡山学芸館の打線がつながり、逆転負けを喫した。最後まで諦めずに戦い抜いた広島商の選手らにはスタンドから大きな拍手が送られた。

 ■友の手袋 思い応えた 広島商・水岡嶺選手

 1点リードの六回表。無死一、三塁で、広島商の水岡嶺君(3年)が、白い打撃用の手袋を着けて、打席に入った。「ベンチに入れなかった仲間たちの分まで打つ」

 3球目。内角の直球を振り抜くと、鋭い打球が甲子園の芝に跳ねた。1点を加える適時打に。三塁側のアルプススタンドが沸いた。その歓喜の中で、ひときわ胸を熱くしている仲間がいた。石田瑞輝君(同)だ。

 広島大会に向けた6月末のメンバー選考で石田君はベンチ外に。白い手袋は、「俺の分まで」と彼から託されたものだった。広島大会から大切に愛用し続けてきた水岡君は、「着けるたびに石田や、控えの仲間たちの姿が浮かんで気が引き締まるんです」

 この日、守備でもピンチを何度も救った。

 六回裏2死一、三塁から岡山学芸館の4番長船(おさふね)滉大君(同)が右前安打を放った。「ヒットを打って安心しているな」。長船君が一塁を大きく回った直後の一瞬の隙を見逃さなかった。右翼手からの送球を受けると、迷わず一塁へ送球しアウトにした。

 守備には人一倍強いこだわりがある。冬場は石田君らとともに数えきれないくらいのノックを受け、どんなつらい場面でも平常心で守り切れる自信が付いた。そのお陰で、七、八回にも、正確な送球で二度、本塁でアウトにできた。

 試合は八回裏に逆転され悔しい結果に。でも、「甲子園という舞台で精いっぱい力を出せた。胸を張って帰りたい」と水岡君。試合前日の9日は荒谷忠勝監督の43歳の誕生日。「1勝をプレゼントしたかったけど、チーム一丸になれば甲子園に出られることを体現できた。後輩たちにはまたこの場所に来て、勝ってほしい」(高橋俊成、西晃奈)

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