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熊本)熊本工が延長戦制す、山口がサヨナラ本塁打

2019年8月11日03時00分

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 熊本工は10日、4年連続で夏の甲子園に出場した山梨代表の強豪、山梨学院を延長十二回の末に3―2で破り、初戦を突破した。試合を決めたのは山口環生(3年)のサヨナラ本塁打。チームの持ち味である粘り強さを、甲子園の舞台でも見せた。次は大会第9日(14日)の第3試合で、東東京代表の関東一と対戦する。

 ■無安打 でも信じた修正力 サヨナラ弾 熊本工・山口環生選手

 延長で迎えた十二回1死。山口環生(たまき)(3年)は、いつもと変わらぬ表情で打席に入った。ここまで4回打席に立ち、無安打。フライを打ち上げるなどのミスが重なっていた。だが、「回が進めば修正できる」と思っていたという。「思い切り打て」。田島圭介監督からは、そう言われて送り出されていた。

 初球だった。直球を思い切り振り抜くと、打球は大きくセンターへ。「越えてくれ」。そう祈りながら、全力で走る。本塁打になる当たりという実感はなかった。一塁を踏んで二塁に向かうとき、塁審が手を回しているのを見て、本塁打になったことを知った。高校で初めて放ったサヨナラ本塁打となった。

 ほぼ満員の球場は、その打球がバックスクリーン前の柵を越えてバウンドした瞬間、大きな歓声と拍手に包まれた。

 熊本大会前は不調が続いていた。もらった背番号は13。練習を終えて宇土市の自宅に帰るのはいつも午後10時ごろだったが、夕食と入浴の前には素振りを欠かさず、それまでの30分程度から1時間に増やした。

 その成果か、熊本大会では二塁打3本を含めチームで2番目の7安打を放ち優勝に貢献。背番号3をもらって臨んだ甲子園の大舞台でも結果を出してみせた。

 田島監督はあの場面、当たっていなかった山口に代打を出すことも考えたが、打力を信じて打席に送ったという。「すごいボールを運んでくれた。打った瞬間のスタンドのざわめきといい、私自身も頭が真っ白になった」と振り返る。

 次戦は、同じく粘りで接戦を制した東東京代表の関東一。「今日みたいに、粘り勝ちしたい」。山口は、晴れやかな表情で意気込んだ。(大木理恵子)

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