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大分)藤蔭集中打に打撃強化の成果 夏の戦いを振り返る

2019年8月10日03時00分

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 2年連続3回目の夏の甲子園。藤蔭は1回戦で明徳義塾(高知)と対戦し、4―6で敗れた。ただ、選手たちは一方的になりそうな展開で踏ん張り、最後までスタンドを沸かせる戦いを見せた。昨夏の敗退後、甲子園で勝つために積み重ねた打撃力強化策は、確かに実を結んでいたと言える。

 昨夏の甲子園開幕戦で星稜(石川)に敗れ、当時部長だった竹下大雅監督(26)は、「甲子園では打てないと勝てない」と痛感した。今年2月に前任の原秀登監督(46)を引き継ぎ、元々力を入れていた打撃強化策に拍車がかかった。

 野手全員が平日1千本、週末1500~2千本を振り込んだ。普通より300グラム重い約1・2キロのバットを使い、コンパクトで鋭いスイングと、長打よりも低く強いゴロを打つことを目指した。

 明徳義塾戦では、点差を6点に広げられた直後、集中打で一挙4点を奪う場面もあった。選手たちは「振り込んできたおかげ」と実感し、竹下監督も「取り組んできた打撃の成果を何とか出してくれた瞬間だった」と振り返る。

 打撃強化と併せ充実を図ってきたのは足を使った攻撃だ。盗塁やエンドランを積極的に使い、走塁で相手にプレッシャーをかける。大分大会は打撃力に16盗塁と足を絡め、「足で塁をかせぐ」スタイルで勝ち上がった。

 ただ、甲子園ではそれを発揮することはできなかった。明徳義塾戦では結果的に盗塁も犠打もゼロ。逆に相手には足を使った攻撃を仕掛けられ、竹下監督も「こちらがしたい攻撃をされた」と認めざるを得なかった。

 また、大分大会では全試合先制してきたが、甲子園では先制されて浮足だった面もある。通常の戦い方をどこまで押し通せるかは、今後も課題となるだろう。

 投手陣は絶対的エースがいない中、4投手を継投させてきた。大分大会では片平真君(3年)と小宮大明君(3年)が交互に先発。競い合う環境を作り出したことが、それぞれの成長にもつながり、平均失点を1・5点に抑えた。

 明徳義塾戦で先発した小宮君は、球数は多くなったものの我慢の投球を見せて5回2失点。甲子園に来て背番号が1から10となった片平君も、意地を見せて終盤3回をパーフェクトに抑えた。

 竹下監督は「甲子園で勝てるチームにしていきたい」と雪辱を誓った。2年連続で夏の甲子園に出場した藤蔭は、大分では他の全チームから目標にされる存在となった。(中沢絢乃)

 ■甲子園の声援に感謝

 第101回全国高校野球選手権大会に、2年連続で大分代表として出場した藤蔭の選手たちは9日、大分県日田市の学校に戻り、出迎えた学校関係者らに応援への感謝を伝えた。「甲子園初勝利」の夢は、後輩たちに引き継がれた。

 この日夕方、グラウンドに選手たちを乗せたバスが到着。竹下大雅監督は「結果は悔しいが、選手たちはあきらめずに戦ってくれた」と強豪の明徳義塾(高知)を相手に最後まで食い下がり、あと一歩に迫った選手たちをたたえた。

 松尾将主将は「声援が背中を押してくれたので全力プレーができた。力不足で勝てなかったが、甲子園での初勝利は後輩に託したい」と話した。(近藤康太郎)

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