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宮崎)最後に団結、「甲子園1勝」へ挑んだ富島

2019年8月10日03時00分

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 夏の甲子園に初出場した富島。公式戦で一度もタイトルが取れずにいたチームが最後の夏に団結し、「甲子園1勝」に挑んだ。

 「甲子園出場は通過点。目標は1勝」。松浦佑星主将、黒田直人捕手(いずれも3年)ら中心メンバーは昨春の選抜大会に出場し、初戦大敗の悔しさを肌で感じていた。

 しかし、2年連続の選抜出場を狙って挑んだ昨秋は県大会の準決勝で敗れた。浜田登監督は「力はあるはず。でも勝利への執念に個人差があり、まとまりに欠けていた」。春の県大会も準々決勝で敗退。4月下旬には攻守の要、松浦主将が練習試合で左足を骨折し、1カ月近い入院を余儀なくされ、主将抜きでの練習が続いた。

 チームを結束させたのが二つのキーワードだった。

 一つは「泉のために」。左足を骨折し、3年生でただ1人、宮崎大会でベンチ入りできなかった泉耕成君への思い。もう一つが「いいね!」だ。練習中から守備の好プレーや鋭い当たりに指を立てて「いいね!」と叫び、仲間を褒めた。

 迎えた夏の宮崎大会は投打がかみ合い、全5試合で4点差以上を付けて勝利した。黒木拓馬投手(3年)は自責点0で、野手も堅守で3失策。自信をもって甲子園へ向かった。

 1回戦の相手は強豪私立、敦賀気比(福井)。序盤は息詰まる投手戦だったが、四回に均衡が崩れた。内野の悪送球をきっかけに三塁まで進められると、暴投で先制を許した。

 松浦主将は失策した仲間に「一つなら全然良い。集中していこう」と声を掛けたが、悪い流れは断ち切れなかった。同点に追いついた直後の五回、左翼手が落球し失点。浜田監督は「日陰と日なたの境目でボールが見えづらかったのかな。勝敗の分かれ目だったと思う」と振り返った。

 その後もエラー絡みで失点し、結果は1―5。失策に泣いたが、選手たちは明るい表情で戦い抜いた。

 「笑顔でやり抜けたのはみんなのおかげ。けがで迷惑を掛けた自分についてきてくれてありがとう」。松浦主将は、最後は仲間への感謝を口にした。(高橋健人)

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