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仙台育英エース「一度も開かなかった扉、今年こそ開く」

2019年8月10日08時20分

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 仙台育英は9日の初戦で、飯山(長野)に20―1で快勝した。先制を許した直後に逆転し、五回には10点を挙げた。県勢としては甲子園で100勝目で、昨年就任した須江航監督は甲子園初勝利。昨年の初戦敗退の後、「先輩の悔しさをはらす」と練習してきた選手たちの努力が実を結んだ。

 ■去年の借り返す 約束の1勝 エース・大栄陽斗君

 四回表、仙台育英のエース大栄陽斗君(3年)が1年ぶりに甲子園のマウンドに立った。「ここで抑えないと」。得意のスライダーで先頭打者から三振を奪い、この回を三者凡退に。「甲子園の借りは甲子園でしか返せない」。1年間、そう思い続けてたどり着いた舞台だった。

 昨夏は2年生ながら「10」を背負った。甲子園の初戦では、自信を持って投げた直球が浦和学院の打者にスタンドまで運ばれた。宮城大会で通用した球が、甲子園では簡単に本塁打にされる。「これが全国か」。自信が一瞬で崩れ、大差でチームは敗れた。

 新チームになり、ともに甲子園を経験した同級生の小濃塁君と仲間を引っ張ろうと決めた。先輩からは「須江先生に甲子園初の1勝を」と託されていた。控えめな性格だったが、緩慢なプレーを見れば「今みたいなミスしたら、甲子園じゃ勝てないぞ」と、容赦なく指摘した。1球、1本の大切さを伝えるのが自分の役目だと思った。

 プロ野球楽天の則本昂大投手を参考に、須江監督と一緒にフォームを見直した。ウェートトレーニングに力を入れ、球速は5キロ上がって最速145キロに。スライダーに加え、チェンジアップも磨いた。

 「去年の借りを返したい」と、折に触れて口にしてきた。今年の背番号は「1」。この日、五回にはスライダーがさえて3者連続三振。140キロ台の直球も連発し、「去年からの成長を出せた」と振り返った。3回を被安打0に抑え、打撃でも三塁打2本を含む3安打で5打点を挙げ、大差で約束の1勝をつかみ取った。「先輩には、胸を張って『やりました』と言える」と笑顔を見せた。

 東北勢初の優勝をと、チームは勢いづく。「100回の間、一度も開かなかった扉を今年こそ開きたい」(窪小谷菜月)

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