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長野)全国高校野球選手権 初出場の飯山先取に球場沸く

2019年8月10日03時00分

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 第101回全国高校野球選手権大会で、長野代表の飯山は第4日の9日の第2試合で、仙台育英(宮城)と対戦。初の甲子園出場だったが、1―20で敗れた。長野大会は私学強豪にも粘り強く戦って代表の座を射止めた。甲子園初勝利を目指したが、悲願はならなかった。

 ■全国レベルの強さ 経験できた エース・岡田恵太投手(3年)

 「甲子園の初戦、2年生には任せられない。自分がしっかり投げる」

 二回裏2死三塁。先発した飯山のエース・岡田恵太(3年)は、緩急をつけた投球で相手打者を三飛に打ち取った。一塁側アルプス席を飯山の応援団が埋め、大歓声が聞こえる。岡田は力強くガッツポーズをした。

 三回の攻撃では、大川陸主将(3年)が適時打を放って先取点を挙げた。甲子園常連校を相手にリードする展開となり、球場全体がどっと沸いた。

 だが、三回裏、仙台育英打線につかまる。先頭打者に安打を許すと、死球などで2死一、三塁。岡田は直球で勝負するが、左翼線にはじき返され、逆転を許した。「甘くない内角だったが打ってきた。長野大会ではあんな打球はなかった」

 結局、岡田はこの回でマウンドを後続に託すが、四回途中から継投した3番手の常田唯斗(ときだゆいと)(2年)が、五回に集中打を浴びるなどして1―20の結果となった。

 甲子園初出場を決めた長野大会決勝の直後、先発の岡田は一人、悔しさをかみしめていた。六回に連続四球などで同点にされ、常田にマウンドを譲った。常田は無失点に抑えただけでなく、延長十回にサヨナラ打で試合を決めた。だからこそ、岡田は「長野大会決勝の悔しさは甲子園で晴らす」と誓っていた。

 普段の2人は敬語抜きで会話する「ゆるい」関係という。岡田は常田について「下級生というより、友達みたいな関係」と話す。上下関係にこだわらないチームならではの光景だ。

 だが、野球は違う。エースの岡田は、球速よりも制球が持ち味で、常田は181センチの長身を生かした速球派。タイプの違う2人は時に補完し、時にライバルとして刺激し合う存在だ。

 「全国レベルの強さを知ることができた」という岡田は、プロを目指して大学に進学する予定。「甲子園の経験は収穫になった」と言い、来夏の常田には頑張ってほしいと思う。

 「3年生の自分たちが情けなかった。常田には一番迷惑をかけたが、来年も必ず戻ってきてほしい」。常田は「自分が1年生の頃からずっと一緒にやってきた岡田さんに『ありがとう』と言いたい」と話した。(里見稔)

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