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選抜準V習志野、「持ってる」山内が二盗 空気変えた

2019年8月9日19時47分

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 (9日、高校野球 習志野5―4沖縄尚学)

 あとアウト二つで敗戦だった。習志野は1点を追う九回1死、山内が安打で出た。次打者飯塚が2ストライクと追い込まれた直後の3球目、スタートを切る。遊撃手のタッチよりも一瞬早く滑り込み、ほえ、拳を2度、振った。

 勇気を振り絞った盗塁は空気を変えた。「あそこで走ってくるとは」と沖縄尚学の比嘉監督。飯塚の遊ゴロが失策を誘って一、三塁。続く角田が三遊間を破って、山内が同点の本塁を踏んだ。

 無謀な策に出たわけではない。山内は投手と外野手を兼任する。先発したこの日、4失点も7奪三振と投球内容は悪くなかった。打撃でも九回の安打が3本目。盗塁のサインを出した小林監督は「走力だけでなく、今日の山内は流れを持っていると思った。他の選手なら出せたかどうか」。

 準優勝した今春の選抜では逆転勝ちが3度。試合の流れを読み、時に意表を突く走塁を仕掛けて局面を打開するのは、この市立校のお家芸だ。千葉大会で盗塁ゼロの山内とて、重要性は身にしみている。「相手の隙をつくことはいつも考えている。今日、自分が出塁した時に一度も牽制(けんせい)がなかった。それを頭に入れてタイミングを探っていた」。監督と選手の思いは一致していた。

 163チームが出る激戦の千葉で厳しいマークをことごとくはね返し、再び、頂への挑戦権を得た。その初戦。たった一つの盗塁を起点に窮地を脱し、十回に単打、犠打、二塁打で決勝点と、また逆転劇を演じきった。夏の習志野も不気味なほどの勝負強さだ。(竹田竜世)

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