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大分)藤蔭、光った集中打 六回2点差、詰め寄る

2019年8月9日03時00分

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 第101回全国高校野球選手権大会で大分代表の藤蔭は8日、第2試合で明徳義塾(高知)と対戦し、4―6で敗れた。昨夏に続いて目指した「甲子園初勝利」には、またも届かなかった。だが、選手たちは最後まで勝利への執念を見せ、スタンドに詰めかけた観客を沸かせた。

 ■4人で投げた夏「悔いはない」

 両チーム無得点で迎えた四回表1死一塁。先発の小宮大明(ひろあき)君(3年)は、明徳義塾の強打者奥野翔琉(かける)君(2年)と対峙(たいじ)した。

 フルカウントから投げたのは、決め球のカットボール。真ん中よりに甘く入ってしまい捉えられた。右翼に飛んだ打球に江口倫太郎君(3年)がグラブを伸ばしたが、わずかに届かない。先制を許す三塁打。この後、さらに1点を奪われた。「飛ばされすぎた。自分の責任だ」。次の五回まで101球を投げ、マウンドを降りた。

 試合前、送迎バスの中で竹下大雅監督(26)から「先発、小宮」と告げられた。「やってやるぞ」とうれしくなった。だが、強豪ぞろいの甲子園。大分大会を勝ち抜いた時のように、「投手4人全員でいかなければ」と覚悟した。

 六回から継投した高田大樹君(2年)は、初の大舞台で緊張も見られた。いきなり死球を出し、連打や失策も重なり4失点。だが、直後の攻撃で打線が集中打で4点を返す。試合の流れを引き寄せ、七回にマウンドに立ったのが片平真君(3年)だった。

 控え選手中心のBチームにいた6月初め、若林隆信総合コーチ(45)の指導を受けながら、カットボールやスライダーを覚えると、投げるテンポが良くなった。結果を出し、大分大会直前にはAチームに上がり、背番号1を付けた。

 大分大会では小宮君と交互に先発して優勝に貢献。決勝では出番がなかったものの、「これが今年のやり方。甲子園がありますから」と納得していた。だが、甲子園では背番号は10に変わった。

 先発はできなくても、いつでも投げる準備はできていた。「気持ち負けだけはしない」という思いで打者に向かった。七、八、九回を、1人の走者も許さず完全に抑えた。「最後まで野球を頑張ってきてよかった」と思える好投だった。

 小宮君は試合後、大分大会から4人で投げてきた夏を振り返った。「自分が打たれても、次がいると思って投げられた。だから持ち味の打たせて取る投球ができた。悔いはない」(中沢絢乃、松岡大将)

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