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3年生で唯一ベンチ外の泉のために 涙また涙で甲子園へ

2019年8月8日21時36分

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 「頼むぞーっ!」。富島(宮崎)の泉耕成君(3年)は8日の敦賀気比(福井)との初戦で、アルプススタンドから声を張り続けた。仲間たちの思いが込められた白い手袋をはめた拳を、何度も青空に向けて突き上げながら――。

 「何で今なのか」。宮崎大会前の5月29日、走塁練習中に左足をくじいた。少し前から違和感を感じていた所。疲労骨折と診断された。練習前に冗談や笑い話で仲間を和ますムードメーカーだが、直前の地区予選では背番号「20」をもらった。代打で出場した公式戦の初打席で左翼前安打を放ち「やっぱり試合は楽しいな」と思った矢先だった。

 6月中旬、グラウンドで浜田登監督(51)が宮崎大会のベンチ入りメンバーを告げた。3年生は17人。自分だけ呼ばれなかった。「選ばれなくても、前向きにチームを支えよう」。そう覚悟していたつもりが、涙が止まらなかった。

 その姿を見た和田一希君(3年)が、泉君のバッティンググローブにメッセージを書こうとみんなに呼び掛けた。「泉のために甲子園で勝つ」「泉耕成のために」。泉君はこの手袋をはめ、応援団長として、声をからして仲間を鼓舞した。

 優勝の瞬間、泉君はスタンドで泣き崩れた。「本当に甲子園に連れて行ってくれたんだ」。駆け寄ってきた仲間たちと抱き合い「ありがとう。ありがとう」と言って、また泣いた。

 「泉へのみんなの思いが、結束力が足りなかったチームを変えた」と言う浜田監督。自分の優勝メダルを泉君の首に掛けた。

 甲子園初戦のこの日。泉君は青いはちまきを巻いて、アルプスを右へ左へと動きまわった。小2から同じチームで野球をしている幼なじみの三塁手、安藤陸君(3年)には、自分が使っていた黒のリストバンドを託し、「魂のプレーをしてこいよ」と声をかけた。

 「応援が最高の恩返し。(勝って)歴史の一ページをつくりたい」と、守備でアウトを取ると「いいね!」。相手に安打が出ると「気にすんなー。次、集中!」と声を張り上げた。

 ピンチの場面では目をつぶり、両手を組んで祈った。「こうすると自分もグラウンドにいる気持ちになるし、落ち着く」と言う。

 九回裏にチャンスをつくると、ひときわ大きな声で「勝つぞー」と呼びかけた。だが1―5で敗れた。

 松浦佑星主将(3年)は「甲子園で1勝し、あいつと一緒に目標達成を味わってほしかった。応援してくれてありがとう。勝てなくてごめんなと言います」。

 試合後、「自分が最後まで笑顔を見せなければ」と顔を両手で覆い、必死に涙をこらえて笑顔をつくった泉君。「ここまで連れてきてくれて感謝しかない。仲間の大切さを身にしみて感じた。次の勝利は後輩に託し、これまで支えてくれた方々に恩返しをしたい」(高橋健人、棚橋咲月)

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