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藤蔭の10番、大分大会ではエース「投手全員で戦った」

2019年8月8日14時46分

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 (8日、高校野球 明徳義塾6-4藤蔭)

 2点ビハインドの七回。藤蔭の片平真(まこと)(3年)が3番手としてマウンドに上がる。背番号は大分大会で背負った「1」ではなくて「10」。だけど、関係ない。「甲子園の舞台は、わくわくした」

 自信のある変化球を打たせることを意識した。明徳義塾の最初の打者を117キロのスライダーでボテボテの二ゴロに打ち取った。「よし、いける」。この回をぴしゃりと3人で抑えると、八、九回も一人の走者も出さないパーフェクトピッチング。元「背番号1」が意地を見せたが、あと一歩及ばなかった。

 今夏のチームは継投で勝ち上がってきた。甲子園では片平に代わって同じ3年の小宮大明(ひろあき)が「1」をつけた。片平は「背番号が変わっても関係ない。自分たちは投手陣全員で戦っているから」。

 試合後、ベンチ前でのキャッチボールでは涙が止まらなかった。「なんででしょうね。自然と出てきました」と片平。そして、こう続けた。「甲子園で初勝利を目標にやってきた。後輩たちは自分たちの代ができなかった1勝を必ずしてほしい」。後輩へ思いを託し、また涙があふれた。

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