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群馬)前橋育英が初戦敗退 終盤の集中打に屈す

2019年8月9日03時00分

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 第101回全国高校野球選手権大会3日目の8日、4年連続5度目の出場となった前橋育英は1回戦で国学院久我山(西東京)と対戦し、5―7で逆転負けした。前橋育英は初回に適時打で先取点を挙げるなど小刻みに加点。中盤まで試合を優位に進めたが、相手の終盤の集中打に屈した。目標だった2013年以来の全国制覇には届かなかったが、熱戦を演じた両校には2万8千人の観客から大きな拍手が送られた。

 ■エース 重圧に耐え続けた 梶塚彪雅投手

 抜群の制球と安定感でチームを甲子園に導いたエースが、2点リードの七回表2死から突如崩れた。

 前橋育英の梶塚彪雅(3年)は「何を投げても打たれる感じがした」。高めに浮いた直球やスライダーをコンパクトにはじき返された。抑えようという気持ちが強くなるほど思うような球が投げられない。「何も考えられなくなった」。5連打を浴びて逆転を許し、勝利は遠のいた。

 県勢初の4年連続夏の甲子園出場がかかった群馬大会では全5試合に先発し、計40回を投げて4失点。だが、初めて踏んだ甲子園のマウンドでは八回途中で降板し、被安打14、7失点。チームの誰もが認める、いつもの絶対的な存在感は発揮できなかった。

 重圧をはね返して臨んだ甲子園の初戦だった。チームは昨夏の群馬大会まで3連覇。周囲からの期待をエースとして背負ってきた。新チーム発足後、昨秋と今春の県大会は負けなし。勝てば勝つほどプレッシャーは高まった。少しでも劣勢になれば相手のベンチやスタンドは沸いた。それでも梶塚は「目の前の打者を打ち取って、27個のアウトを取ればそれでいい」と自分に言い聞かせ、冷静に投げ続けた。

 「夢見ていた舞台」は中盤まで前橋育英ペース。初回に剣持京右(3年)の適時三塁打で先取点、追いつかれた後の五回も中軸の3連打で2点を奪って突き放した。制球に苦しみながら粘投していた梶塚も「取られた点は取り返す」と中前適時打を放った。

 しかし、相手の終盤の粘りが上回った。「甲子園は独特な雰囲気があった。相手の勢いにのみ込まれた」と主将の丸山大河(3年)。4失策と守備も乱れ、守備から攻撃へのリズムを作る本来の流れに持ち込めなかった。九回裏、次打者席で試合終了を迎えた梶塚。「みんながよく打ってくれたのに応えられなかった。自分の投球ができなかった」。仲間との最後の夏を惜しみ、涙した。(森岡航平)

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