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北海道)旭川大の戦い振り返る 優勝候補と互角の戦い

2019年8月9日03時00分

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 150キロ超の速球派右腕を擁し優勝候補の呼び声も高い星稜(石川)を相手に、息詰まる投手戦を展開した北北海道代表の旭川大。7日の初戦で0―1で敗れたものの、最後まで勝負の先が見えぬ互角の戦いを繰り広げた。昨夏の雪辱は果たせなかったが、甲子園でその実力を十分に示した。

 エースの能登嵩都(しゅうと)投手(3年)の投球がすばらしかった。キレのあるスライダーや、打者のタイミングを外すチェンジアップを多用。緩急で相手を翻弄(ほんろう)した。奪三振9は、相手エースの奥川恭伸投手(同)と同数だ。二回に四球と連打で1点を失うが、最少失点に抑え、端場雅治監督も「100点満点。持っているものを全部出してくれた」と絶賛した。

 野手も守備でもり立てた。八回2死一、二塁で右前打を放たれたが、二塁走者が本塁に突っ込んで来るのを、右翼手の樋口唯斗選手(同)の好返球で阻止。四、九回にも併殺を取り、守備の堅さを示した。

 打線は最後まで援護できなかったが、随所に光るところがあった。脇田悠牙選手(同)が2安打と気を吐き、初回は三振だった持丸泰輝主将(同)も、四回には球筋を見極めてきっちり安打を放った。

 ただ、続く菅原礼央選手(同)がバントの構えを見せたが高めの速球に手を出せずに追い込まれ、最後は内野ゴロで併殺に。菅原選手は「想像した以上にすごい球だった」と振り返る。得点機を作るチャンスだったが、奥川投手の剛球に阻まれた。

 1点差の九回裏、1番からの好打順。ベンチで山本博幸部長が選手たちに「ドラマがあるよ」と声をかけた。

 持丸主将、菅原選手はいずれも右翼に大きな当たりを放った。しかし、強く吹いていた甲子園特有の「浜風」に戻され外野フライに。「当たった感触は完璧だったが、力が足りなかった」と声をそろえた。

 タイブレークで敗れた昨夏の借りを返そうと臨んだ甲子園。試合後、持丸主将は「いいゲームをしたが、勝ててないので、借りは返していない」と悔しがった。かなえられた夢と、届かなかった夢。将来はプロ野球選手を目標にする選手も目立つ中、大会屈指の好投手と対戦した今夏の経験は、次のステップでの貴重な糧になることだろう。(中沢滋人)

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