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甲子園に咲け「笑顔のヒマワリ」 岡山学芸館の女子マネ

2019年8月10日08時01分

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 第101回全国高校野球選手権大会に出場する岡山学芸館には女子マネジャー2人が同行し、選手を支える。同じ宿舎に泊まり、練習では心を一つに走り回る。10日に広島商との初戦を迎える。彼女たちもまた、夢だった甲子園の舞台で全力を尽くす。

 2人はどちらも3年の安藤夢夏(ゆめか)さんと森岡萌菜(もえな)さん。9人いる女子マネジャーから佐藤貴博監督が指名した。

 甲子園入りした翌日の4日には、兵庫県西宮市の球場で、立っているだけで汗が止まらない炎天下で練習した。休憩に入り、選手が冷水を求めベンチへ戻ってくる。安藤さんは、手際よく次々とコップを配る。「水は冷たすぎず、ぬるすぎず。暑さにばてないために、調整してほどよくしています」

 岡山大会が始まる直前の7月。9人のマネジャーは、ヒマワリに笑顔の刺繡(ししゅう)をあしらったお守りを部員と監督ら100人以上に配った。この春から練習の合間などに、こつこつと手作りした。「甲子園という太陽に向かい、笑顔のヒマワリを咲かせよう」との願いを込めたという。

 岡山大会は6試合のうち3試合を逆転で制し優勝。選手はピンチにも笑顔を浮かべ、切り抜け続けた。優勝の瞬間、スタンドで応援していた森岡さんは周りと抱き合った。「甲子園に行けると思うと涙が出た。うれし涙は人生初めて」

 ノックのボール渡しや用具の管理などマネジャーの仕事は多い。なかでもこの時期に大切なのは、選手の体調管理だ。森岡さんは熱中症の兆候がないか、選手の顔色や身体の動きに目をこらす。異変を感じたら、すぐに声をかける。

 安藤さんや森岡さんの気配りは、選手にも伝わっている。主将の好田凌君(3年)は「何げない気遣いがありがたい。お姉ちゃんみたいな存在」。中泰輝(たいよう)君(同)も「気持ちよくプレーできるのは彼女たちのおかげ」と言う。

 2人はともに甲子園に憧れ、マネジャーの道を選んだ。幼い頃、家族と甲子園を訪れ、ひたむきにプレーする高校球児を見た。心を打たれ、中学生の時からマネジャーになると決めていた。

 広島商との初戦で、森岡さんは記録員としてベンチ入りする予定だ。「緊張だけで、ばてそうだけど、マネジャー全員の気持ちを背負って戦いたい」

 安藤さんはスタンドで応援しながら、1千人以上とみられる生徒や関係者らの体調管理も担う。「私たちは縁の下の力持ち。甲子園では選手もスタンドもみんな笑顔でいられたら」(華野優気)

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