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信念の男・旭川大エース「緩急と奥行き」で奥川と投手戦

2019年8月7日18時24分

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 (7日、高校野球 星稜1―0旭川大)

 最速は144キロ。相手の星稜・奥川は153キロの直球を投じてきた。「いい投手とずっと言われてきたピッチャー。絶対に負けん」と旭川大の能登嵩都(しゅうと)(3年)。でも、自分のスタイルは崩さなかった。

 120キロ台のスライダーと110キロ台のチェンジアップを、ストライクからボールへ。「投球の6割ちょっとが変化球」という組み立てが、面白いように打者の狙いの裏をいく。次はボールからストライクへ。コントロールは抜群だった。

 信念の男だ。ケガ予防には体を冷やさない方がいいと聞くと、毛布をかぶって寝る生活を続けてきた。「周りには『バカじゃないの』と言われました」。強くなるために、暑さが厳しくなる7月までやめなかった。

 投球スタイルも同じ。本来は「直球で押すタイプ」。今春の道大会では納得のいく投球ができず、準々決勝で敗退した。最後の夏を前に、「エースとして、勝つためにこだわりは捨てた」。自信のある制球力を生かす道を探し、たどり着いたのは、「緩急と奥行き」。北北海道大会は29イニングで2失点と好投してきた。

 この日、奥川は150キロ近い速球を軸にして攻めてきた。ときおり笑顔を見せ、危なげなく投げ進めた。能登は対照的。要所で遅いボールに頼った。二回1死一、三塁のピンチではスクイズを見抜き、とっさに外してしのいだ。奪三振数は、奥川と同じ9個。9回1失点と粘ったが、援護に恵まれなかった。

 お立ち台。奥川との投げ合いに質問が及ぶと、涙があふれた。「負けたくなかった。でも、素直に楽しかった」。全国屈指の右腕と、見応えのある投手戦を演じきった。(小俣勇貴)

     ◇

 ●端場監督(旭) 「能登はいくつかピンチがあったけど、最少失点で抑えてくれた。上出来ですね。100点満点。また勝たせてやれなかったな……」

 ●脇田(旭) 奥川から2安打を放つも「負けては意味ない」。延長タイブレークで敗れた昨夏の初戦に続く惜敗に「今年こそ勝ちたかった」と涙。

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