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星稜苦しめた旭川大エース 先輩投手4人から学んだ投球

2019年8月8日09時00分

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 優勝候補を最後まで苦しめた――。北北海道代表の旭川大は7日の初戦で、星稜(石川)に0―1で惜しくも敗れた。エース能登が星稜打線を最少失点に抑える力投を見せたものの、星稜の150キロ右腕奥川の前に打線が封じられた。昨夏の雪辱は果たせなかったが、甲子園の大舞台でも守りからリズムを作る自分たちの野球を貫いた。

 ■先輩4投手めざした、強豪苦しめた 旭川大・能登嵩都投手

 試合後、大勢の報道陣に囲まれた能登嵩都(しゅうと)投手(3年)は報道陣から大会屈指の右腕、星稜の奥川恭伸投手(同)との投げ合いについて聞かれ、「絶対に負けないという気持ちで投げていました」。そう言った瞬間、涙を見せた。「二回の四球がなければ。そこは悔いが残る」

 一つ上の代には140キロ超の速球を投げる4投手がいた。なかなか登板の機会に恵まれず、昨年夏の甲子園はスタンドで声援を送るだけだった。

 新チームになり、制球、気迫、技巧、冷静さという先輩4投手の特徴を併せた投手になろうと決意。冬場の投球練習では多い日で1日に300球投げた。練習試合などで1回四球を出すたびに、一、三塁の間をタイヤを押して10往復した。投手出身の山本博幸部長のアドバイスを受けながら、「徐々に体をコントロールできてきた」という。

 結果は夏に花開いた。勢いで投げていたという秋と比べて冷静さも備わり、北北海道大会は四死球2と抜群の制球力を見せた。

 この日もチェンジアップとスライダーを多用し、星稜打線を最後まで苦しめた。だが、二回に奥川投手を四球で出し、連打を浴びて1点を失う。結果、これが決勝点になった。「流れを変えてやろうと気張り過ぎたかもしれない」

 ただ、甲子園での投球は「素直に楽しかった」。将来の夢はプロ野球選手だ。「まずは大学で彼(奥川)と同じレベル以上の投手になって、プロの一軍や日本代表で活躍できるようになりたい」。ほろ苦さと手応えをかみしめ、次の夢を見据えていた。(中沢滋人)

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