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選手宣誓、ヘリ投下の球をキャッチ…多くの人魅了した誉

2019年8月8日11時14分

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 第101回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)に初出場した誉(ほまれ)は、6日の初戦で青森代表・八戸学院光星に0―9で敗れた。初めてづくしの大舞台で、選手たちは喜びや緊張を感じながら戦った。

 「甲子園を楽しもう」。矢幡真也監督(46)は選手たちに、こう言い続けた。

 監督自身、1990年に美濃加茂(岐阜)で夏の甲子園に出場。今年の誉と同様に、左右の2投手の継投で岐阜大会を勝ち上がった。矢幡監督は左腕のエースだったが、甲子園での宇部商(山口)との初戦は背番号「10」の投手が先発。自身が投げたのは八回の2打者に対してのみ。試合は2―3で敗れ、「甲子園ではあんまり良い思い出をつくれなかったな」と思ったことが記憶に残っているからだ。

 誉は愛知大会で、愛工大名電や中京大中京などの強豪校に「平常心」で立ち向かい、快進撃を見せた。初戦の前夜、矢幡監督は夕食の後のミーティングで選手たちに「甲子園には魔物がいるというが、それはネガティブな人に取り付くものだ。明るく前向きにやっている人には味方になってくれる。甲子園でも泥臭い『誉野球』をやろう」と語った。

 だが、甲子園で「平常心」を保つことは簡単ではなかった。7月29日に愛知大会を終え、8月2日に大阪市内の宿舎に到着後、慌ただしく抽選会や開会式のリハーサルに参加。初戦は開幕試合に決まり、さらにその直前の開会式で、林山侑樹主将(3年)が愛知代表として79年以来の選手宣誓も務めることになった。林山主将は試合後、「緊張から始まって最後まで緊張しっぱなしだった。甲子園には魔物が住んでいると言われている通り、全然自分たちのプレーができずに終わってしまった」と振り返る。

 だが、初の甲子園出場とあって、当日は三塁側スタンドは2千人超の応援団で埋め尽くされた。誉の応援団に加え、東邦と小牧工のマーチングバンド部も「友情応援」に駆けつけた。「人が多くて、こんな応援は聞いたことがないと思った」と林山主将。遊撃手の沢野聖悠(きよはる)君(同)は、「応援が背中を押してくれて、自信を持って打席に立てた。九回裏は応援が一回り大きくなって、楽しくプレーできた」と感謝した。

 甲子園での初勝利を飾ることはできなかったが、試合開始直前、ヘリコプターから投下された始球式用の球を左翼手の坂又宗太(しゅうた)君(同)がキャッチするハプニングもあった。「一番難しいフライでした」と坂又君は照れ笑い。今夏、誉が多くの人を魅了したのは間違いない。

 令和最初の甲子園で、新たな歴史を刻んだ。後輩たちに甲子園初勝利のバトンをつないでほしい。(村上友里)

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