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誉、選手と監督の2人だけの散歩 互いに心やわらげた

2019年8月6日19時17分

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 誉の大野蓮君(3年)は矢幡監督と散歩をする。2人だけの時間が好きだった。

 試合前、グラウンドでキャッチボールが始まると、監督が「蓮ちゃん行くよ」。ベンチからフェンス沿いを外野に向かって歩き始める。監督が右側だ。ゴミや落ち葉を見つけた方が拾う。監督が「敵地に踏み込むぞ」と言ってバックスクリーン中央から相手側に2、3メートル入ってから引き返した。

 昨春の県大会で初めて誘われた。監督いわく話しやすいから。メンバー外だった昨夏を除いて、県の大会では、毎試合だった。「今日天気いいね」「どんな試合になると思う?」。たわいもない会話をした。監督は「大事な試合でもリラックスできて気持ちを整理できた」。自身も「歩くと、不安がやわらいだ」。

 チームで3、4番手の投手。5月に腰を故障し、3年の夏を万全の状態で迎えられず愛知大会の登板は0。だが散歩は続いた。決勝前の話題は「これ勝ったらどうする?」だった。

 この日、時間がなく念願だった甲子園での散歩はできなかったが、ピンチの七回にはブルペンに入った。登板機会はないまま敗れたが、「あがり症だった中学時代と違い、緊張しなかった」。これも散歩の効果か。

 ただ、ぽつりと言った。「最後の大会、できれば監督と歩きたかった。いつもだったので」(内田快)

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