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「歴代最弱」と呼ばれ…至学館、決勝逃すも粘り強く成長

2019年7月29日10時22分

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 (28日、高校野球愛知大会 桜丘5―4至学館) 

 8年ぶりの決勝進出に、あと一歩届かなかった。

 同点の延長十二回裏。至学館は1死三塁から、続く打者2人を四球で送り、満塁策を取った。桜丘の8番打者・伊藤大貴君(3年)への2球目、外角への直球で空振りを誘ったが、打球は中堅前に転がり、サヨナラの走者が生還した。

 その瞬間、「頭が真っ白になった」。捕手の牧山稜昌(りょうすけ)主将(3年)は宙を見上げ、膝を折ってうなだれた。

 「粘りのない歴代1、2位を争う弱小」。この春まで麻王(あさお)義之監督がそう指摘するほど、チームは課題が山積みだった。「機動力を生かした攻撃と堅実な守備」が伝統だが、新チーム発足直後の昨秋の県大会、今春の県大会では後半に得点を許して敗れた。練習試合でも結果が出せない日々が続いた。

 「牧山だけに任せず、みんなでチームを引っ張ろうと考えた」と副主将の佐野瑛宜君(3年)。授業前の早朝に部員で集まってミーティングを開催。気づいたことは積極的に声をかけあい、チーム力を磨いてきた。

 今大会、準々決勝までの4試合のうち2試合で、1点差を競り勝つ粘りを見せ、昨夏と同じ4強にたどり着いた。この日も序盤は2点をリード。九回2死から同点に追いつかれても、サヨナラ負けの危機をチームの堅い守備でしのいだ。

 試合後、牧山主将は涙が止まらない。観客席へ一礼してベンチへ戻る際、麻王監督に肩を抱かれ、「よく頑張った。自信を持て」と言われた。目を真っ赤にして、「粘りに粘ったが悔しい。でも成長を感じた。一緒に戦ってきた仲間のすべてが誇りです。大事にしていきたい」と話し、グラウンドを後にした。(古庄暢)

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