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気持ちでつないだ1点 「打倒、相模」来年も変わらない

2019年7月28日20時25分

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 (28日、高校野球神奈川大会 東海大相模24―1日大藤沢)

 15点差をつけられて迎えた五回裏2死、日大藤沢のベンチの雰囲気は沈みつつあった。ここまで東海大相模の投手、野口裕斗選手(3年)から放った安打は2本。野口選手の気迫が球に乗っているようだった。

 牧原巧汰選手(2年)、菅波靖哉選手(3年)が四球を選んで出塁。石川喜隆選手(同)に打席が回った。「どうにか一本打ってやろう」。気持ちがバットに伝わった。1球目、内角高めの直球を振り抜くと、打球は右翼に大きく飛んだ。「よっしゃ」。思わずガッツポーズが出る。気持ちでつないだ1点だった。

 主将の森田克選手(同)は「3年生同士で支え合えた」と話すが、強豪ひしめく神奈川の中で「甲子園に行くなんて無理」と言うメンバーもいた。しかし、春季大会で東海大相模の気合の強さを前に敗退し、「打倒、相模」を目標に一つになった。鵜飼彬史選手(同)は「あの試合がなかったらここまでやってこられなかった」と振り返る。

 決勝という大きな舞台で、東海大相模と対戦。エースの武冨陸選手(同)は強力打線に捕まり、四回途中で降板。涙をこらえてベンチから試合を見つめた。

 そんな武冨選手が七回のピンチに伝令でマウンドに駆け寄った。スコアボードを指さして笑いながら、こう言った。「こんな点差だけど、一つ一つアウトを取っていこう」。試合を楽しもうという空気に変わった。その後、日大藤沢は加点を許さなかった。

 決勝まで来られた達成感もあるが、勝ちたかったという悔しさが勝る。3年生は甲子園の夢を後輩に託した。新チームの主軸として期待を背負う牧原選手は力強く誓った。「相模を倒す目標は変わらない。来年は精神と技術を磨いて、絶対に甲子園に」と。(林瞬)

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