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東海大相模の有名選手も「誰やねん」 笑いでチーム鼓舞

2019年7月29日11時20分

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 (28日、高校野球神奈川大会 東海大相模24―1日大藤沢)

 九回裏が始まる直前、日大藤沢の三塁コーチの平松大河選手(3年)はコーチボックスには行かなかった。代打として、無言で打席に向かっていった。

 「大河、絶対出ろよ」。仲間の声が聞こえる。1球目、フルスイングしたがチェンジアップにタイミングを外され、バットが空を切った。2球目、低めを見極めボール。「おっしゃー」と響き渡る大声を上げた。

 3球目、狙っていた直球。振り抜いたが差し込まれ、一塁方向へのファウル。追い込まれた。4球目、高めを見逃しボール。「フッ」と一息ついた。

 5球目、スライダーをフルスイング。バットの下をボールが通り、捕手のミットに吸い込まれた。平松選手は2秒間、その場で振った姿勢を崩さなかった。高校生最後の打席となった。「こんな大観衆、大歓声の中で野球ができて、幸せだな」

 チーム一のムードメーカーで、クラスでも人気者。岡山県出身で、東海大相模の有名な選手を聞いても「誰やねん」と笑いでチームを鼓舞してきた。

 「こっから気合入れろよ」。三塁コーチは、攻撃時にすぐにコーチボックスに行くため、一度もチームの円陣に入ることはできない。そのため、守備につく際、いつも一人ひとりに大声で話しかけ続けた。

 山本秀明監督は「大きな声と周囲への気配りでベンチ入りを果たした。チームを引っ張っていってくれた」と話せば、「大河の元気があったから、チームはここまで来られました」「チームリーダーのような存在でした」と平松選手の努力を、チームメートはたたえた。(岩本修弥)

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